自分の庭のように滑り倒す

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先日、ウィスラーの山へ上がる時に、何日滑ったのかリフト係の方に聞いたら、
「あなたは119日滑ってます。」
だって。ビックリしたなあ。そんなに上がっていたんだ。

ただ、残念ながら実質、仕事で上がるのがほぼ100%だったので、なかなか自分のライディングをする時間がなかったわけだが。それでも、イントラの日にはミーティングの前に朝一番で上がって、滑るなど自分の時間を持てるシーズンだったかな、と思う。お陰で近年の中では、上達した方かな、と思う。

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毎年、撮影などを通して、いろいろなライダーを見るけど、うまくなる人は、よく滑り熱い人。まるでそのゲレンデ環境が、自分の庭に感じれるほど滑り倒す人。

真夏の世界最大パークCOCにやって来るトースタイン・ホグモ。
彼も朝からパークがクローズするまで、全力で滑りまくり、撮影しまくり、ハイクしまくる。
毎年、トースタインの熱気に圧倒されて、他のアイテムを待つライダーたちが「どうぞ、お先に」という感じになるほど。

今年は残念ながらなかなか会う機会がなかったけど、ゲレンデで会う忠くん(布施)も全力で滑っている感がある。いつも元気なオーラを出しまくっているというか。

その忠くんに付いていたトモ(井上)も、成長したシーズンだったと思う。ちょこまか足を負傷していたようだが、それでも常に全力で滑っていたようだ。忠くんが冗談半分で「若手に鍛えられています。」と笑いながら言っていたけど、常に全力で山で滑りまくる彼らの様子が想像できる。

この春は、シン(深山)、礼華(野村)、真美(川島)が元気だった。あの3人は天気が悪くても、いつも滑っていたもんなあ。ああして熱く滑りまくって切磋琢磨し上達していくのだろう。

こうして、ガンガン滑るとどうなるか。
パークにしろ、山にしろ、どんどん自分の身体の一部のようになって来るんだね。わかり難い表現かもしれないけど、その自分の目の前にあるライディング環境が、自分の外側にあったものから、自分の内側になっていくんだ。

きっとトースタインにしてもCOCパークは、自分の庭のように感じているだろうし、忠くんにとっても山は自分の身近なお友達のような感覚になっているのだと思う。

その山が自分の庭のように滑り倒す。
実際に滑り倒すほど山に行けなくても、「そこが自分の庭である」と思う気持ちは大切だ。その気構えが、強い自分を生み出し、スノーボードの上達効果をもたらすことにもなるので。

ぜひ来季、どこかの山であなたの庭を作ってみて!

 

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