チャンネル・チェンジ

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唐突だけど、人生ってお天気のようだねぇ~(しみじみ)。
まるでさわやかな青空が広がった時のようにとても楽しい時があれば、
急激なドシャブリのように嫌な気分で落ち込んだり。
一日の中でも笑ったり、泣いたり、様々模様である。

スノーボードのテンションというのも、いろいろである。
楽しくてしょうがない日もあれば、乗らない日もある。
楽しい時は何をやってもうまく行くものだけど、逆に腐っているような気分の時にはくだらないところで転んで体を痛めたりする、なんてこともある。またエアーがうまく行かないと、どんどん嫌な気分になって、よけいにライディングのバランスを崩すこともあるものだ。
うまく行かない時には引き下がるのも1つの手だけど、こういった場面でもいかに気持ちの切り換えができるかが、上達できる人とできない人の差に現れてくるものだ。

普段の生活でもそうだけど、自分のモチベーションをうまく乗せて行き、嫌なことがあっても「パッ」と気分を切り換えることができるとうまく行くね。まるで、テレビのチャンネルを変えるように切切り換えられると。メチャクチャ落ち込んでいる時にいつまで落ち込んでいても何も始まらないのは、誰の目から見ても明らか。だったら、気持ちのチャンネル・チェンジをするべきだと思う。スノーボードでもうまくいかなとイライラすることもあるけど、さっさとそのイライラから脱却すれば上達につながるのだ。

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それでは、この気持ちに切り換えのチャンネル・チャンジは、どのようにすればできるのだろうか? 1つには、「マナイス思考の状態でスノーボードをしてもまったく役に立たない」ということをしっかりと理解しておくこと。そんなことを知っていれば、自らチャンネル・チェンジをするようになるだろう。いきなり落ち込んでいる人が突然笑うって、ある意味バカな行為なんだけど、このバカさが必要だと思う。
あとは、普段の生活でもそういったチャンネル・チェンジの切り換えるクセをつけておくこと。僕なんかもしばしば嫌な気分になるけど、そんな時は突然バカ(?)になって、明るく振舞うようにする。そう、最初はまさに振舞うという演技が入るのだけど、そうしているうちに本当に明るくなってくるから不思議なものだ。実際、小さい子供を見ていてもさっきまで泣いていたのに、すぐに笑うものだし、元々人間には誰もがそういった才能があるのだろう。
まあ、僕は怒りっぽいもんだから、すぐに火山が噴火してしまうような時もあるけど、そんな時は結構、その噴火が合図となって「冷静にならないと!」と思うこともある。

余談だが、カナダに住んでいると日本に住んでいる以上にしっかりと主張をしないといけない場面があり、そんな時は切れてしまっては負け。怒った気持ちをうまく抑えつつ、議論していかなければらない。まあ、失敗も数多くあって、自分でも信じられないほどカッコ悪い歴史があり、いつかはなかなか車の盗難保険を払おうとしない会社に乗り込んで行って、怒鳴ってセキュリティをビックリさせたこともあったっけ。苦情の受け入れは日常茶番時のカナダにおいては、怒鳴ったところで何も活路を見出せず、よけに恥ずかしい思いをするだけなのだけど、ともかくそういった時にはすぐに冷静になって自分の考えるべきごと、そしてやるべきことに集中しないと先に進めない。
まさしく今回のテーマであるチャンネル・チェンジが大切なのである。

これを読んで「なるほどね」と思ったところで、神様でもない僕たちが感情の変化をコントロールするのは難しいけど「チャンネル・チェンジすべきである」と知っておけば、これからのスノーボーディングがよりいい方向に動いて行く可能性があるので、日頃の生活の中でぜひ試してみては? もしかしたら、今日そんな場面がやって来るかもしれないよ。

 

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