【ハウツー】カービングターンのハウツー(1)カービングターンの定義

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スノーボーダーなら多くの人が憧れるカービングターン。
見た目のライディング姿がカッコ良く、しかもカッコ良いだけでなく、スノーボーデンングのスタイルの幅を広げるためにも必要です。

しかし、近年、カービングターンに関する情報が減っているようにも思います。

その要因は、カービングターンを軽視しがちなジブ・スタイルの台頭。
また、専門誌がフリースタイルのトリックを重視するため、『滑るノウハウを伝えるハウツー』を紹介するスペースが少ない。

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そこで、長年に渡りハウツーを伝えて来た自分が、今、改めてカービングターンのことをしっかりと伝えようと思います。
あまり固くならないように、できるだけわかりやすく簡潔に伝えたい、と考えています。

そして、この企画は、5回に分けてお届けします!
テーマを分けて、短く伝えることで、より明確にカービングターンのハウツーがわかっていただけるように。
多くの方に、カービングターンの楽しさ、気持ちE感覚を知ってほしい!!

まず最初の『カービングターンのハウツー(1)」では、そもそもカービングターンって何?という定義からお伝えします。

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筆者:飯田房貴
DMKsnowboard.com代表。
1985年の冬にスノーボードと出会い、スノーボードを始めて、来るべきシーズンには29シーズン目を迎える。
1990年、アルペンCMにて真木蔵人のスタント役でライディング。日本初、スノーボードを使ったコマーシャルに参加。
90年代初めから積極的にハウツービデオ製作に関わり、自身でディレクションをし出演。スノーボード・ブームを陰から支える。
スノーイング誌では、100回以上に渡りハウツー・コラム「ハウツー天使」を執筆。
90年代後半には、Snowborader誌のハウツー製作に携わり、トップエンド(編集)の岩田氏と共に、日本の専門誌にハウツーブームを根付かせる。
またその頃、日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubを立ち上げ、その17年もの間、レッスンを行って来ている。
2008年からカナダ・ウィスラーでインストラクターを始めて、翌年にはイントラMVPを獲得!ハウツー天使は、世界の人に向けて楽しいレッスンを提供することを実証した。

カービングターンの定義

よく多くの人が勘違いするのだけど、カービングの語源であるカーブは、「曲がる」という意味の「curve」でなく、「彫る」という意味の「carving」の方です。
だから、英語ではカービングターンのことを「Carving turns」と書きます。

このカービングという言葉を考えれば、そこに雪上をエッジで切り裂くようなイメージが必要です。
単に身体を倒して、ターンするのではなく、積極的に体重を乗せて(=加重させて)、さらには足首、ヒザを曲げて、エッジ角度を付けていくことが必要になって来ます。

こうした力強いライディングのことをカービングターン、というのだと思います。
誤解を恐れずに言えば、多少、ボードがズレていても、そこに豪快さや積極性が伝わるようなターンなら、カービングターンと呼んでもいいのかもしれません。

しかし、今回、僕が伝えるカービングターンは、ともかく滑った跡のラインが、太くならないで線のようになっているようなターン。それをカービングターンということにしたいと思います。

英語では、「ペンシルラインのような跡を付けましょう。」とも言います。
まるで、鉛筆で書いた線のように細いターン弧になっているということです。

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