最初の180

LINEで送る
Pocket

最近、ウィスラー支部dmkクラブ活動の話題の1つにハウツーBBSがある。僕たちがシーズンを滑って感じることは、キッカーの練習よりもまず先に普段のフリーラン中での180の大切さだ。ハウツーの質問を読むと、キッカーに入る前に全然フリーラン中での180が足りないという方がいるように思われる。例えば、今、エアー系の質問に答えるカンジくんも、日頃のフリーランからかなり180を入れまくる。あたかもこの180で感覚を取り戻すまでは、決してキッカーでは飛ばない、という勢いだ。
ウチの会員にはハジメという19歳の若者がいるが、彼は今期成長株の一人。そしてハジメも本当にフリーラン中に飛ぶところを見つけてはよく飛んでいる。ジャンプするポイントを見つけるのもうまく、本当関心してしまうほど。彼なんかも、パークはほとんどいらないという感じで、フリーラン主体だ。実際、彼にリーディングを任せたクラブ活動では、1日の数多くのランでパークに入ったのは2本だけ。後はひたすらフリーランの中で見つけた数多くのジャンプ・ポイントを飛んで楽しんでいる。最近は、「飛ぶのもおもしろいけどアプローチが楽しい。飛ぶ前にどれだけやられずに自分の形で行けるか、というところがおもしろい」なんて名言も吐いていて、コイツなかなかやるなあ、と思った。
ともかくウィスラーdmkクラブ活動では、キッカーで飛ぶことよりも、まず最初に自然の地形で遊ぶことから始める。それは楽しいということもあるけど、自然の地形のポコジャンで鍛えた方が上達するからだ。ポコジャンで完璧に180とかできない人がキッカーで360を挑戦しても、あきらかに上達に詰まるだろう。それはなぜかと言うと、回転技にしても何にしてもフリーランのように何度もチャレンジでき、プレッシャーの掛からない状況の方が上達を託せるからだ。ポコジャンでの180が完璧にできなくてキッカーで回転技をやる人は、ターンができない初心者がいきなり急斜面でターン練習したのと似たような症状で、なかなか上達することができない。

前置きが長くなったのだけど、初めての180について。これは、先に登場したハジメが考えた方法で、実際、自分もやってみてこれは行ける!と思った方法である。

例えば、いきなりバックサイド180をやる場合。逆エッジが怖くて、なかなかチャレンジできないことがある。特に女の子のように筋力がない人だと、急に180回転も回すのは至難の業だ。そこで、最初に覚えることは90度回って着地するということ。「えっ、90度で着地なんて返ってエッジが引っかかって危ないんじゃないの?」と心配するかもしれないけど、大丈夫。やる場所はいたってなだからかスピードが出てない斜面でOKだから。

ジャンプをする→90度回ってつま先側で着地する→そのままボードをズラしながら回しフェイキーになる

つまり、ジャンプで90度回って、残りの90度はズラして回るのである。これでブラインドに対するプレッシャーを取り除き、またブラインド回りを体で覚えるのだ。

ちょっと話は違うけど、よくビッグ・エアー大会の回転技ジャンプでボードの先がきちんとフォールライン(谷側)に向いてなく、かなり横に近い状態のまま着地しているのを見たことないだろうか? あれなんかも、まさに今回の練習に通じるところで、軸さえきちんと中心にあれば決して転ぶことないし、エッジに乗った着地でも大丈夫なものなのである。

実際、自分もこの練習をやってみて、エッジ着地が怖くなくなったし、そうとわかったらいつでもどこでも180をやってやろう、という気になった。キッカーに行った時に目的の回転数まで回りきらないでボードが横の状態のまま着地したりすることがあるけど、この練習をしとけばかなりのリカバリーにもなるだろう。
合点承知したら、ぜひトライしてみてね!

 

LINEで送る
Pocket