川の流れのように

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先日、ベン・ウエインライト(ウィスラーの大御所的プロ)の撮影で、おもしろいことを言っていた。川は強い。石よりも強いと。これはベンが好きなブルースリーから頂いた言葉というのだが、つまり川のように流れている、動いている物体は固いものよりも強いということ。例えば、テニスのプレーヤーやボクサーなどが、常に微妙に身体を動かしているが、それと同じようにスノーボーダーも身体を動かし続けるべきだと言う。

早速、僕もベンの言うイメージ「川の流れように」絶えず動かす気持ちを持ったが、これがかなり効くんだなあ。大回りのカービングとか、とかく多くの人は同じ姿勢のまま待つ人が多いのだが、絶えず動かすという気持ちがひじょうにいい作用を生む。例えば、ヒザなんか車のサスペンションのように柔らかく動くし、上半身なんかもリラックスして、どんな突然の雪面から受ける反応も受け止められるようになって来る。

エアーする時にも、アプローチなどある程度ほど身体を止める時間があるにしても、頭の中で「川のように流れる」という意識を持つことによって、何か微妙に身体が動いてくるようだ。そして、その結果、リラックスして飛ぶのでイメージ通りのことができる。

よくアプローチ時、何か嫌な時間というのを体験したことはないだろうか? つまりあれって、結局、身体が動いていなくて、迫り来る発射台(リップ)に同じ姿勢のまま向かってしまうので、ひじょうに怖い。そんな時、ちょっとでも「川の流れのように」という意識があれば、ヒザをやわらかく使えるし、上半身を使って空中へ引っ張るのもスムースに動いて来るような気がしない?
うん、実際、この文章を読んで「なんとなく、する」と答えた人は、この「川の流れのように」が効いて来るのだろう。

このベンのハウツーに関しては、今年9月6日から毎月発売されるSnowBoarder誌(実業之日本社)のどっかの号でガツーンとやってくれるので、それもぜひ見た方がいいでしょう。実際、川の流れのようなベンのライディングは天下一品で、フリーランでは世界最高峰でしょう。ちなみに僕はクレイグ・ケリーとベン・ウエインライト、そしてそれを目指してちょっと彼らに近づいている自分のラィディングのファンなのです。

 

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