前半で終わらす

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先月、dmkのGWツアーでは、周コーチを招いてレッスンをしたのだけど、その時に印象的なレッスン・コメントがあった。

それは「ターン前半で終わらせれば、後半は何もしなくてもいい。」ということ。

例えば、ターン前半に、正しい基本姿勢を保ち、早めに旋回運動をして方向付けをして、そのターン弧に必要なGに耐えられるエッジングをし、さらにはその必要な荷重なりを加えれば、もう後半は何もしなくてそのまま滑っていけばいい、という考えだ。

逆に言うと、多くの人は、ターン後半に意識してしまいがちで、ドタバタと後半に運動要素を入れてしまうのである。

ちょっと難しいかもしれないけど、まずはターン前半がどこで後半がどこなのか、右図で確認してほしい。

滑っていて谷側に進む赤い部分がターン前半だ。
そして青い部分がターン後半なのである。

周コーチ曰く、この赤い部分を強く意識してライディングしよう!というワケだ。

僕も同感である。
実際、この春、改めてこのことをテーマにターンの練習をしていたら、春のボコボコ悪雪状況の中でも、スムーズにカービング・ターンができた。

またこのことは、ターンに限らず、あらゆる場面で使える。

例えば、ハーフパイプで言うならドロップインしてから、ボトム中央までのライン。そこを前半と考え、そこまで強く意識して、基本姿勢を意識的に保ったり、加重をコントロールしたりすればいい。そうすれば、後半、リップを駆け上がり抜けるまで、ずいぶんと楽になるだろう。

だけど、多くのパイプ初心者は、リップを駆け上がる後半ばかり意識して、前半に意識を置いていないから、アワアワしちゃうのだ。

もっと簡単なシチュエーチョンで、キッカーを考えてみよう。
ジャンプ初心者は、抜けてからジャンプするところに意識を置きがちだが、それよりもドロップするところから、リップまでの前半で意識を強めてみたらどうだろう。
ドロップインの時に、ヒザを曲げ、上体を真っすぐに保ち、基本姿勢を意識する。
リップを駆け上がるところで、Gに耐えるようにゆっくりと立ち上がり、そしてリップで空中に蹴りだし、目線を先の先、遠くへ送る。
すると、どうだろう。
キッカー・ジャンプでの後半部分とも言える、リップからの抜け、ジャンプ、着地まで、うまくいくように思えないだろうか。

そう、これほどまに前半というのは、大事なのだ。
だけど、みんな後半に意識がいきがち。

ちょっと発想を変えて、会社のレポート提出。
学校の試験のテストとか、考えてみよう。

レポート提出、テストで良い結果を得るための前段階。それが、大切とは誰でもわかるでしょ?
この前段階のことさえ、一生懸命やれば、良い結果を得られたも同然なんだ。

だから、これまでスノーボードのライディングで後半や結果ばかり意識しがちだった人は、ともかく前半のやることを意識しないといけない、ということだね。

理解できたら、早速、自分のやるべき前半のこと。書き出しておこう。
すると、シーズン・インでもっと良いライディングができるだろう。

 

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