世にも奇妙な・・・、だけどカッコいいトリック集

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真夏の世界最大パークのCamp Of Championsには、世界からたくさんのプロ・ライダーがやって来るところ。
そこでは、ライダーたちが最新のトリックを見せてくれることもある。
その中にあって、「あれ、これはちょっと奇妙な・・・」と思うトリックもあった。しかし、そのトリックは、とても特徴的でユニークで、しかもカッコ良かったりする。
そこで、今回の特集では、そんな世にも奇妙な・・・、だけどカッコ良いトリック集を紹介してみよう。
今後のあなたの新トリックのレパートリーの参考にどうぞ。

※ここで紹介している多くのトリックは、PARK NO GOKUIにも収録されています。

Photo & Text by Fusaki Iida

B7 with Oni Pork
Hironao Saiki

B7というとどこが奇妙なの?って感じだけど、この四国の毒蛇・佐伯浩尚はノーズを鬼ぶっ刺す姿が特徴的!
特に4コマ目。完全にボードの先が天高く真上に向かい垂直だ。よく、この状態で斜めってのはあるけど、こんなに垂直というのは、あまりない。その状態からやや前かがみ気味にして顔を出し、ランディングを伺っている姿が、奇妙な感じだ。
こんな体勢からよくぞ着(チャク)れるもんだ、と思うのだけど、最後にはしっかりとスピンを720で止めて、余裕をぶっこいて着地している印象を受ける。
毒蛇くんは、このスタイルのバック7を完全に自分のものにしているようで、いとも簡単そうに何度もメイクっていた。

Handplant with Handrail grab
Dennis Bannock

クォーターパイプの上にレールが設置された日、ライダーたちはこぞって遊び始めた。
リップからジャンプした後に当て込んだり、あるいは擦ったりなど。
しかし、このレールをつかんでグラブしようとしたのは、デニスだけだった。
写真を見ると、簡単そうにやっているかもしれないが、この姿を見ていたライダーたちの目は真剣そのもの。というのもライダーであれば、このトリックの難しさが充分に理解できるからだ。
まさにピンポイントでレールをつかまないと成立しないトリック。そのへんの雪に手を突くノーマルなハンドプラントと違って、しっかりとレールをとつかんで体を支えないとならない。本当にハンドプラントに、自信がないとできないものである。決まった時には周りにいたコーチやキャンパーから大声援を受けていた。
確か36歳にもなるデニスおじさん。今ではカナダのナショナル・チームのコーチにもなったけど。いやあ、カッコ良過ぎるおじさんだ。
ちなみに1000人近くも世界からライダーやらキャンパーがやって来るCOCで、この技にトライしたのは、このデニスおじさんと、あとはダスティン・クレイヴンだけだった。

 

Kurukuru
Reo Takahashi

ボックスに乗ったら、そのボックスの両端をつかみながら、ひたすらクルクル回る世にも奇妙なトリック。
このトリックを見ていた外国人ライダーたちは、「ワーオ、クレイジー!」と声を上げていた。
このレオ・スペシャルとも言われるトリックは、バックサイド・スピン気味にアイテムにインして、後ろ向きざますかさすボックス端を持ちに行く。そして、あとはひたすらバックサイド回りを補足するように両手をうまく使ってクルクル・スピンさせる。特にアイテムのアウトへ向かいスピンが加速される姿が印象的で、見ている人をとても楽しませてくれるトリックだ。

FS Tap Frontboard Tap 180 Out
Geoff Brown

アイテムに乗る時にテールをタップする(当て込む)。その反動で、フロントボードで乗る。
そこからさらにタップしてアウトする。
ワーオ、新しい! まさに世にも奇妙な・・・、それでいてカッコ良いトリックだ。
動画で観ると、かなり感動しますよ。
ぜひ、PARK NO GOKUIでチェックしましょう。

 

B/S Tap Noseslide Tap 180 Out
Geoff Brown

今度はバックサイド側から入り、タップさせてノーズスライド、そしてタップして180返してランディングしてしまうという奇妙な技。
いやあ、まさにタップ魔人のジェフ!
このジェフ・ブラウンが、PARK NO GOKUIで見せてくれるダウンレールのタップ・トリックは、いくつあると思いますか?

答えは、なんと7個もある!!
本当、凄いね。

Falie One Foot 270 Boardslide 270 Out
Pat Milbery

イージーなフラットボックスで遊ぶパット・ミルベリー。ここでなんと8個もあまり見たことのないトリックを披露してくれた。
ワンフット・トリックや、さらにはノーフット・トリックまで!
ここに紹介するのは、その内の1つで、ワンフットでフェイキーから入るというもの。
270インして、270アウト。
まさに技師!
PARK NO GOKUIでは、こんなイージーなボックスでも、これほどの遊び方があるんだよ!というところを見せてくれるので、ぜひお楽しみに!

Nollie Pole Jump
Simon Chamberlain

最後にご登場は、我らの「しもーーーん、ちぇんばれん」です!
技自体は、おもいっきり普通なんだけど、そのシチュエーションが奇妙。
テーブルのようなアイテムを発射台のように斜めに倒して、しかも即席で作った高飛びのようなアイテムを設置している。
そこをシモンお得意のノーリーを炸裂させて鮮やかにポップして(跳ねて)、バー(ポール)を見事に飛び越えているのだ。
180cm以上の大きな身体のシモンが、しゃがんで蹴ってジャンプし、引きつけてエアー・スタイルを決め、また伸ばしてしゃがんでリカバリーし着(チャク)っているのが印象的。
ここまで大きいライダーが、一見些細なアイテムでも一生懸命に身体を伸び縮みさせて対応させているってところが参考になるね。


世にも奇妙な・・・、だけどカッコいいトリック集』まとめ

新しいトリックは、いつの時代にも初めて見ると奇妙に感じるものだ。
しかし、そんな世にも奇妙なトリックも、何度も誰もが行うことでジーンズのようにあたり前のようなファッション・アイテムになる場合もあるし、たまごっちやダッコちゃん人形のように、一時期のブームに終わることもある。
最終的には真のカッコ良いトリックだけが、新たなトリックとして認められるのだろう。
だけど、そんなカッコ良いと思われていたトリックでも、長い年月の中で埋没し、またさらには復活することもある。
そして、最終的には、世にも奇妙なトリックを愛好するかどうかは、世界のスノーボーダーたち、つまり今、これを読んでいるあなたが決めることなのだ!

 

 

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