ギア経済学

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ウチにずいぶんと古いスノーボードがやって来た。バートンのクルーズというモデルだ。確かこのモデルは、89年とか、そのへんだったように思う。ウチのカミさんの友達から「フサキはスノーボード好きだからあげるよ。」ということで、ウチに来たのだ。

昔はこれでもハッピーだったけどね。

持ってみると、これがとても重くて。「ヒョエー、あの時代、ずいぶんと重いボードに乗っていたんだ。」って、ビックリしてしまった。
しかも、このバインディングも、今の時代のものと比べると、かなり粗悪な作りだ。

だけど、あの時代、僕たちはそのボードを使って、とても楽しくライディングしたし、何よりそのボードが粗悪だとはちっとも思わなかった。

あの頃のスノーボードを考えれば、今のギアなんて天国だ。ボードは軽くて取り扱いしやすいし、ブーツは履き心地が良い。バインディングだって軽くなったし、格段に進歩しているのがわかる。

あの時代のスノーボードのことを考えれば、今のギアなんて、なんだって良い!なんてことも思ってしまうけど、スノーボーダーたちの欲望は、常に快適で良質なギアを求めてしまうもの。そこで、今回、僕は個人的な意見として、どこにお金を掛けて、どこに節約すべきか、スノーボード・ギアに関する、簡単な経済学を伝えようと思う。

まず基本的な考え方として、自分の足に近いギアほど、お金を掛けていいと思う。
逆に遠い商品は、安くすることが可能だと思う。

だから、最初に注目したいのは、ソックス。
ソックスは、3足千円とかの安いものもあるけど、1足で3千円するような高いものを2つ買えばいいと思う。2つあれば、2泊3日に対応できるので。
ソックスに毎年のギア進化なんてものはほぼないに等しいので、できれば昨年のもので余っていたものを買いたい。本当は良い商品だったものを昨年モデルということで、半額とかで買えるといい。

ソックスが良いと、スノーボードがもの凄く快適に感じるだろう。

次はブーツ。ここもできれば妥協したくない。
いろいろ選んでいると、「こっちの方が良いのだけど高いから、安いので我慢しようかな。」と思うかもしれない。だけど、ここはがんばりどころだと思う。ケチらずに、容赦なく一番ほしかったものを買っておきたい。ブーツが良いとスノーボードは天国だ。逆に合わなくて痛かったりしたら、これほど辛いことはない。

そして、バインディング。
バインは、ブーツとの相性により、選ぶ幅が決まることもある。
例えば、バートンのブーツならバートンがピッタシだし、そのへの相性はぜひお店で確認しよう。

しかし、バインディングは、安くていいと思う。例えば、バートンの一番安いものでも、かなりのパフォーマンスの高さを持つので、そのへんはケチってもいいだろう。

あとボードだが、ここは最もお金を使うべきでないようにも思う。
もちろんボードが必要以上に固かったり、重かったりしたら、良くない。
だけど、自分に合った重さやフレックス、そして長さのものだったら、OKだろう。

さらにはウェアー、ビーニー、その他アクセサリー類だが、元々、値段が低いアクセサリー類は、それほどケチる必要がないと言える。
なぜなら、ボードをケチれば、その差額は、4万円ともなることがあろうが、アクセサリーならケチっても4千円の差額となるからだ。

あと間違ってもケチっていけないのは、ゴーグル。ゴーグルはあなたの目の代わりの重要なものなので、ここはケチってはダメ。せいぜいケチったところで2千円とか浮くぐらいなので、ここは快適なものを。
それと同じようにグローブも、濡れないでつかみやすい良いものを選ぼう。

まとめると、こいうことになる。以下、ケチってはいけない順。
A)ソックス、ゴーグル、グローブ
B)ブーツ
C)バイン、ボード、ウェアー、ビーニー

あと、備考。ヒップ・プロテクターなど、プロテクターも良いものを選ぼう。
もちろんオススメは、僕が20年前から開発に携わっている職人さんが作ったこれ!
http://www.dmksnowboard.com/protector/

オリンピックに行った選手も愛用したしね。ずっと前だけど、シモンもスネ付きニーがほしいというので、あげたよ。

ちょっと宣伝になっちゃって申し訳なかったけど、ともかく以上のことを考えて、あなたのギア購入予算の参考に。

あとは、もうファッションとか、モチベーションの問題になるかな。

というのも、スノーボードをなぜするか、と言うと、それは滑走感や開放感とかもそうだけど、カッコいいから!ということない?
「女の子にもてたい」とか、逆に女の子は「ゲレンデで可愛くありたい。」とか、あると思うんだ。

そうなると、やはりウェアーにしたって、ビーニーにしても、「ファッション・センスある!」ってものを買いたくなってしまうもの。実際、新しいお気に入りのウェアーを着ると、やる気が出ちゃうもんだからね。初心者だって、容赦なく自分のお気に入りのものを買ってしまえばいいとも思うんだ。ショップで見て「これ自分には派手かなあ?」と思うものでも、ゲレンデでは普通になっちゃうものだからね。

「だけど、そうしたらフサキさん。ようは、何でも好きなことを買っちゃえばいいじゃない!という話では?」

と、パソコンの向こうから読者さんの声が聞こえて来そう。

まさに、そうなんですよ!(笑

だけど、こうしたギア経済学を知っておけば、我慢のしどころの目安にもなるでしょ。例えば、「ボードとバインは、自分のサイズにもピッタリだから中古でもいいや」なんて、考えたりさ。

だから、今回のお話は参考程度にしてちょうだい!ってことだよ。もちろんボードだって、良いものを買えればベストなんだから。

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