まさに影練

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あまり人前で練習せずに自分でもくもくと練習するという意味で、「カゲ練」という言葉があるけど、今回の影練とはまさに影を利用してうまくなるという話。

自分を知ることはまさに上達の近道で、友達に滑りを見てもらったりビデオ撮影してフォームを研究することはとてもいいことである。特にビデオは上達の魔法の玉手箱というべき存在で絶対に欠かせないアイテムだと思う。ビデオ撮影なしにプロになったライダーなんてどれくらいいるのだろう?と思ってしまうほど、多くのプロ・ライダーたちもビデオ撮影を通して上達しているように思える。

だけど、そうそう毎回ビデオ撮影に巡り合えない場合はどうしたらいいのだろう?
それで今回の影練の話なんだけど、これは自分の滑っている影を見ながらフォームをチェックしようというもの。

雪山というのは多くのところが北斜面で、それは雪が付きやすい場所にコースを設定するのでそのようになっている。正面の滑りを撮影すれば逆光ということが多く、つまりこれは滑っていて背中側に太陽があるということになるのだ。晴れている日ならば、その太陽を利用して影を見ながらバックサイドの滑っているフォームとフロントサイドへのターン入りまでのフォームをチャックすることが可能だ。

バックサイドでは、どれだけ自分が低い姿勢で滑っているかチェックしよう。思っているよりも上体が高いなんてことあるから、いつもより長めに斜滑降してフォームを確かめたい。ちなみに多くの人がバックサイド・ターン後半を浅めに回って、いい練習にならない傾向にあるので、このような深回りは練習という意味でも有効。

カカト側からつま先側に移行するフロントサイド・ターンの入り口は、多くのスノーボーダーたちにとって最大の難関で誰もがいつかクリアしないといけないところだけど、そんな難しいポイントも影を見ながらチェックすることができる。

エッジを切り替えたとたんに急に上体を上げて、その伸び上がった勢いでズラして回ってしまう人が多いので、ここでは急激に伸び上がらずにしっかりとボードが進む方向でゆっくりと立ち上がって行く意識を持つようにしよう。これも影を見ながら練習できる重要パートだ。

朝一番の晴れ、しかも影が見れる場所ということで条件が限定されてしまうのだが、そのようなチャンスに巡り合えることがあったら、ぜひ影を見ながら練習してみてほしい。まさに影練で上達だ。

 

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