さらけ出す勇気

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長年プロとして活動し、今なおトップレベルで頑張っているライダーの共通点を考えてみたのだけど・・・、
それは、さらけ出すことに何の躊躇もというところ。

例えば、若いライダーと撮影していると、「この映像はカッコ悪いので使わないでほしい」というリクエストが強い。
もちろん、その気持ちも理解できるし、トッププロのベテランにもその気持ちもある。だけど、若い人ほど、そういうこだわりの傾向が強いようだ。

ベテランのライダーは、「フサキさんがカッコいいと思うもの使ってくれればいいですよ」って一言で終わり。あっさりしたものである。

考えてみたら、過去にいろいろこだわりが強かった若手ライダーは、大成していないようだ。やはりさらけ出すって必要だと思うのだ。

例えば、あなたはそのへんの仲間では、うまいライダーである、と認知されている。
そうした時、何か身動きができ難いことってないだろうか?

「ああ、ここで失敗したら恥ずかしいなあ」「オレ、ジブは苦手なんだ。見せれるものじゃないから、やらないよ」とか。

そんな時、尊敬する忠くん(布施)なら必ずこう言うだろう。
「お前ら、恥ずかしいと思っている暇あったら、どんどん滑ろう!」と。

実際、忠くんからこのメッセージを聞いて感化された者は少なくない。僕もインタビューでこのようなコメントを聞かせてもらったし。

もちろんベテランのライダーだって、カッコ悪いところを見せたくはないもの。カッコ悪い写真や映像を使ってしまったら、嫌な気分にもなるだろう。だけど、成長しているライダーたちは、自分のカッコ悪いところを見て、「それも自分」という境地に立てるのだと思う。そんな自分を出さないように、成長していけばいいだけの話だから。

僕個人的にも、カッコ悪い写真は使われたくない。だけど、編集者が使った時には「これも自分なんだ」と思い、反省し練習したものである。

自分をさらけ出すというのは、ある人にとってはとても勇気がいることに違いない。
だけど、そんな勇気を出すことに躊躇すると、本当の自分を見つめることができなくて、成長しない。

いいじゃない?別に多少カッコ悪いことを見せたって。それよりもジブだってパイプだって何だって上達した方が楽しいんだから。恥ずかしがらずに、さらけ出せば、きっと明日の肥やしになるんだ。


 

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