【ハウツー・コラム】意識を明確にする運動を!

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自分の意識した動きが、どれほどライディングに影響を及ぼす動きになっているのか?

これは、スノーボードの能力でひじょうに大事なものである。

例えば、「よく低い姿勢なれ」とか「ヒザをしっかり曲げよう」、というアドバイスを受けたりするが、実際、自分の中でどれだけできているものか?

良い実験としては、今、鑑の前に立ち、スノーボードをしているイメージで、目をつむりながら低い姿勢を取ってほしい。

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(人間は、思っていたように身体を動かしていたつもりでも、実際にはそのような動きになっていないものだ。)

そこから目を開けて、どうだろう?
自分が思っていた通り、低い姿勢になっているだろうか?
結構、多くの方が思っていたよりも高い姿勢だったりするものだ。
しかも、ブーツを履いていると、足首の固定感により、より低い姿勢を取れなくなるものである。

人間というのは「何かやろう!」という意識を持ち、実際にそうしたつもりでも、なかなか思ったような動きになり切れるものではない。そうした能力の低さがスノーボードの上達に影響してしまう。

だから、いかに自分の身体を意識的に動かし、結果、意識した通りに動かせるように訓練することは大事である。


ビデオを使った練習例

例えばカッコいいカービングターンをやりたいと思う人。
まずは憧れのカービングターンをしている映像をチェックしよう。
そこから、自分が思い浮かんだように身体を動かせるか、鑑の前でトライしてみる。
自分の意識と実際の動きがどれだけリンクさせるか、という訓練だ。

すると、意外にも動きのコピーができなかったりするものだ。
つまり、正しい動きを明確に意識していないのである。
なんとなくこうなりたい、こう動きたいというイメージは持っているけど、具体的に細かな動きまでは覚えていなくて、動くを真似できないのだ。

だから、より動きが明確になるように何度も何度もコピーしようと試みるのである。
時には目をつむって、自分の意識と動きがどこまで確実にリンクしているのか、チェックしてみる。
今、目の前にあるボールペンを持つことは誰でも可能だ。
ちょっと投げてみて、キャッチすることも可能だろう。
しかし、雪上に出て思うようなスノーボードができないことはよくある。
なぜなら、スノーボードの動きはより高度な動きが要求されるから。
だから、今回紹介して来たような訓練をして、思ったようにスノーボーダーとしての動きができるようにしてみよう。

新しいトリックでも同じこと。できないことは、意識を確実に明確化させる。
これは、気軽に家の中でもできることなので、ぜひやってみてほしい。

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飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴30シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等のハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボーダーの楽しさを伝え続けている。

 

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