【ハウツー】「彫刻型」か「建築型」か

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スノーボードに限られたことではないけど、どんなスポーツでも2種類の上達方法があると思います。

1つは、「彫刻型」。
もう1つは、「建築型」です。

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どういうことか、説明しましょう。

彫刻は、ある物体、石や木を大ざっぱに削っていき、最終的に何らかの形にしていきます。
これと同じように、スノーボードのターンや、トリックにしても、最初は大ざっぱに仕上げておいて、だんだんと仕上げていく方法。
それが、彫刻型です。

建築型の場合は、土台を組み立て、柱を付けて、屋根を付けて、壁を付けて。
つまり、順番を守って、1つ1つ積み重ねる作業です。
このように、基礎からしっかりと学んで行き、そのレベルでのことができなければ、次レベルにトライしないという方法が、建築型です。
例えば、最初のターンにしても、基本姿勢を学んで、スケーティング、横滑り、木の葉落としなどやっていきましたよね。→建築型
でも、一方である人は、いきなりターンをしてもできてしまったりします。→彫刻型
自分の長年のレッスンして来た感覚では、こういうセンスの良い人は世界で10%ほどいますね。
じゃあ、今、このハウツー・コラムを読んでいるあなたは、何型でしょうか?
どっちの型で上達していけばいいだろうか、という話です。
以下、ご紹介するのは、参考材料。あくまでも参考ですよ。

建築型
お年が上の方
身体能力が劣る方(筋力、柔軟性など)
横乗りのスポーツをまったくやったことがない方

彫刻型
若い、キッズなど
身体能力が高い
スケート、サーフィンなど横乗りスポーツの経験がある方

もちろんケース・バイ・ケースで、建築型の練習方法で上達していき、ある時期を境に彫刻型のように「エイヤー!」ってな気分でやっちゃってもいいケースはあるだろうし。
彫刻型でガンガン上達していったけど、ケガをきっかけに建築型に変えて、より安全に地道に上達していく道を選んでいいわけだし。
ようは、置かれた状況で、何型でやっていけば考えればいいわけです。

アイスバーンの日だったら、コツコツと建築型にして基礎を固めていってもいいわけです。
どうせ、オーリーとか一生掛かっても、なかなかパーフェクトというスタイルにはたどり着かないものだし。

パウダーの日だったら、いきなり彫刻型でやったことがないトリックをやってもいいでしょう!!

こういうことを知ることで、効率良く上達することもできるし、ケガをも防ぐことができる。
それでは、最後に建築型と彫刻型の陥りやすい点を指摘しておきたいと思います。

建築型の人は、その練習方法ができたことで満足する傾向があります。
例えば、木の葉落としは、ターンをするために必要なエッジングや荷重を学ぶものだったハズなのに、木の葉落としができたことに満足しちゃったり。
例えば、フロントサイド180は、フロントサイド360をメイクするための練習だったハズなのに、180することに満足しちゃって、360につながるような上半身の動きを行っていなかったり。
まあ、以上の例は、自分の娘と僕自身のことなんだけど(笑

彫刻型の人は、カービングターンやトリックができたことに満足して、さらにその技を深く掘り下げていかない傾向があります。
例えば、完全にフル・カービングターンができないのに、そこで満足しちゃって、上達が止まったり。
トリックにしても、ただグラブしているだけでスタイルがないと陰で後ろ指を指されていることを知らず、それ以上のスタイルに追及していなかったり。
ぜひ、この機会にこの「彫刻型」か「建築型」か、考えてみてください。

 

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