ホーム
ニュース
掲示板
スペシャル
ハウツー
ギア
インタビュー
コラム
ENGLISH
ホーム> ギア > 研究室 >チューンナップ その4
研究室
ギアに関するご質問はギア掲示板まで

チューンナップ その4

今回からはワンランク上のチューンナップを紹介していきます。今までの3回分はチューンナップで言えば基礎の部分であり、これから紹介していくチューンナップは「ベストな板の状態にどうやってもっていくか?」というところです。年間10回ほどしか行けない人でも、その10回を快適に過ごすためのヒントがたくさん詰まっています。また、山籠もりしている人や、競技・バッジテストの人には必須のチューンナップの部分です。


買ったばかりの板では実は性能は発揮できていない

シーズン初めにショップで選んだあなたのボード。多くの人はそのままゲレンデに行って滑っているでしょう。しかし、そのボードの本来の性能を引き出し、完全に使い切るためにはプレチューンが必要になります。綺麗に見える買ったばかりのボードのソールですが、実は汚れていたり、ソールがゆがんでいたりします。この状態ではそのボードの開発時に設定した性能を発揮することはありません。ソールの汚れを落とし、ゆがみを直してこそ100%の性能を発揮するのです。これは高性能な板になればなるほど重要になります。


プレチューン

プレチューンに関してですが、これはプロの手に任せるのが一番です。ソールの汚れている表面を削り落とす(サンディング)。さらにストラクチャーをいれてソールを完成させる。この工程は専用の道具と経験が必要になってきます。ボードのソールは出荷時から輸送の課程、店頭でのディスプレイなどで結構汚れがつきます。また、ソールの真ん中が盛り上がっていたり(コンベックス)へこんでいたり(コンケーブ)波打っていたり(複合コンベックス・複合コンケーブ)など、完全にフラットではありません。これらを矯正し、ベストな状態にするのがプレチューンなのです。
プレチューンは誰にでも効果が実感できるチューンナップです。買ったばかりの板を長くいい状態で使うために是非行ってください。競技者やバッッジテストに挑戦する人・バックカントリーに行く人などは、さらにストラクチャー加工を行い、ソールの状態を厳しく管理するべきです。


ソールの初期状態

ソールの初期状態にはいくつかの種類があると書きましたが、もう少し詳しく説明していきましょう。

コンベックス
ソールの中央が盛り上がっている状態です。これによってボードの直進性能は低下します。真ん中が盛り上がっているために直進時にエッジに均等な加重がかからなくなり、安定性が落ちるわけです。反対に回転性能は良くなります。これはソールの中心を軸に回転するからです。ボールを転がしてまっすぐに進ませるのが大変であるのと同じイメージです。
コンケーブ
ソールの中央がへこんでいる状態です。これによってボードの回転性能は低下します。両エッジに加重が集中し、エッジのひっかかりが大きくなるからです。反対に直進性能は向上します。車でわだちに入ると安定してまっすぐ進むイメージです。
複合コンベックス・コンケーブ
ソールのエッジサイドだけへこんでいる状態、部分的に盛り上がっている状態などです。ボードの直進性能・回転性能に影響します。ノーズ方向のエッジだけ引っかかりが弱くなったり、反対にテール方向が引っかかりにくくなったり、ボードの挙動が安定しません。また、ホットワックスのスクレイピイングの時にワックスがはがしにくかったりします。

これらソールの状態をチェックする方法はエッジと直角に定規をあて、隙間無く反対側のエッジに定規が乗ればフラット。真ん中が浮くようであればコンベックス。真ん中に隙間ができればコンケーブ。隙間ができたり浮いたりすれば複合コンベックス・コンケーブという状態です。
個別のチューンナップに関することは次回からさらに詳しく説明していきます。