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研究室
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バインディング その2 ステップイン今回はステップインについて考えていこうと思います。多くのメーカーからステップインタイプのバインディングが発表されていますがはたしてそれらは全てのスノーボーダーに対して恩恵を与えるのでしょうか? そもそもステップインとは?ストラップタイプのバインディングのような手間が不要で、ワンタッチでブーツとバインディングをつけることができるシステム。これがステップインです。数年前から登場し、その後ものすごいスピードで進化しているシステムと言っていいでしょう。このシステムの一番の利点はストラップタイプに比べ着脱が簡単であるということでしょう。スノーボードのブーツでもスキーのように簡単にかつ完全にボードとブーツを固定すること。これがステップインの最大の特徴です。ここ数年でステップインの種類は大幅に増え、我々がスノーボードを始めるさいに、選択の幅の中に入ってくるようにまでなりました。スノーボードの最大手であるバートンも二年ほど前からステップインシステムを発表していますし、多くのメーカーで00/01シーズンに向けてステップインシステムを発表しています。 そもそもステップインのシステムはストラップタイプのシステムと比べ簡単にスノーボードを楽しむためのシステムとして登場しました。パイオニアとしてはVANSのSWICHシステム、K2のクリッカーシステムあたりが有名でしょう。ワンタッチでスノーボードの準備が整う。すぐにでもゲレンデでスノーボードが楽しめる。これが初期のステップインのコンセプトであったと思います。ここ数年で変わってきたのはステップインに対し、ストラップ型と同じようなフィット感、ボードに対する操作感、などより高次元での対応が求められてきたことでしょう。ではステップインは本当にスノーボードを楽しくする一つのマテリアルなの検証していきましょう。 初心者に良い?悪い?ステップインは初心者に対して良いのでしょうか?悪いのでしょうか?ステップインと聞けば「簡単にボードとブーツをくっつけるから初心者に対して良い」という話を聞きます。確かにストラップ式に比べステップイン式は簡単にボードとブーツをつなぎ止めるので初心者に優しいと思うかも知れません。しかし実際はその反対で、「ステップイン式はストラップ式に比べ初心者はつらい!」なのです。これは2シーズンのバートンのカタログ等にも載っていましたが、ステップインの恩恵を受けるのは中級者以上のスノーボーダーなのです。なぜ!?と思う人も多いと思います。ではこれから説明していきましょう。 まずはステップインのブーツをボードとくっつけるところを想像してください。簡単につきましたか?では次にそれと同じ動作を急斜面で行ってください。できましたか?多くの人は「できた!おんなじでしょ?」というはずです。ですが冷静に考えて見てください。ステップインシステムを使うというとは一度ボードを踏み込むということです。まだなんのことかわからないという人はステップインシステムの構造を考えてみてください。ステップインの構造上、一度体重をかけて踏み込まないとしっかりとかみ合わないことになります。初心者の方の多くは斜面に腰掛けてストラップ式のバインディングを締めていることと思います。これがステップインシステムになったらどうなるでしょう?まず、初心者の人はバインディングをつけることすら出来ないと思います。なぜなら斜面に立つということは初心者にとって思いの外難しいことなのです。一度完全にボードを踏み込む。これは初心者の方にとってはとても大変なことなのです。自分が初心者だったときを思い出せば納得できるはずです。急斜面に対して自分の体勢を維持する。簡単なようで難しいのです。「ステップインだから初心者に優しい」と頭から決めつけるのはやめたほうがいいでしょう。ただ、最近のゲレンデはバインディングの装着のためにリフト降り場の場所を広くとっているゲレンデが多いので、はじめに立ってブーツとバインディングをつける事になれてしまえば問題はだいぶ解消されると思います。 ところで、実は中級以上でパフォーマンスを発揮する場合の方が最近は注目されています。ステップインはブーツとバインディングをダイレクトにつなげるので、ボードにダイレクトに力が伝わるのです。ストラップタイプはいくらきつく締めてもある程度の隙間が生まれます。これは構造上どうしてもそうなってしまうのですが、ステップインにはそれがありません。この隙間の分だけ反応がステップインの方が速いのです。ボーダークロスレースなどではこの反応の早さが注目され、トップクラスレーサーでは、ステップインの占める割合が急上昇しているとのことです。 で、実際どうなのよ??最終的には個人の好みと言わざるを得ません。バインディングとブーツの関係は個人の満足感に多くの部分を左右されるのです。誰かが「このブーツとバインディングの相性最高!!」と言ったとしても、自分にマッチしなければそれは意味がないのです。ステップインだろうがストラップタイプだろうが自分の脚にピッタリと合ったシステムを選ぶことが重要なのです。ですがこのステップインシステムはあと数年で主流になるかも知れません。簡単にかつ、高精度の操作性が得られるならばストラップ式のバインディングに対して、かなり大きなアドバンテージをもてるからです。ステップインが主流になるためには規格の統一が必要となります。メーカーサイドが真剣にステップインを考えるのならば、そろそろ統一規格について考える時期に来ていると思います。 さて、次は具体的にメーカーごとにバインディングの特徴を見ていきましょう。 |