Burton 13

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今季最も気になるスノーボード・ビデオ。バートンの最新作『13』を見ました。

正直、期待外れだったかな。
やはり、バートンのスノーボード・ムービーというと、それなりに大きな期待をしてしまうので、それだけにジャッジの目も厳しくなります。

バートン・ビデオらしい、パーク、パイプ、バックカントリー、ストリートなど様々なシチュエーションを楽しめる作品にはなっていました。
僕は改めて思ったのですが、スノーボードというのは、一変通りの見せ方よりも、こういうバリエーションを見せてくれた方が楽しい、と。
これは一般のスノーボーダーの多くの方が思うような感性かな、と思います。

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最近の作品傾向のストリートばっかりや、バックカントリーばっかりというモノよりも、
いろいろなものが混ざった方がいい、という考え方です。

変な例かもしれませんが、プロレスや格闘技の興行の方が、一変通りのスタイルを見せるよりもバリエーションを見せた方がいい。
かつてのUWF路線のリアイティ路線だけよりも、いろいろな要素が混ざっていた方が、一般の方は気持ちを入れ込みやすく、楽しめる。
息の長い興行ができる、と思います。
『変化が人の楽しさを演出する』のです。

バートンは、そういった意味で凄いんですよ。
各分野のスター選手を揃えたバートンだから、できることなんです。
だけど、今作品は「?」ですね。

例えば、ガールズとキッズを見せていない!

制作者からすれば、男性トップのパフォーマンスを見せれなということで、いらないという考え方なのでしょう。
このへんは、無料コンテンツ動画で見せればいいというような考えかも。

だけど、僕は見たかったですよ。
バートンならではのスターキッズたちを見たかった。きっと全国のキッズライダーが思ったハズ。
女性ライダーの最高峰スタイルを見せてほしかった。これが、女かよ!というようなスタイル。きっと全国のガールズライダーが思ったハズ。

ハーフパイプのところで、ショーン・ホワイトが出ないのも残念。
世界で一番ハーフパイプを魅せれることができるのに。

ジョン・ジャクソン、マーク・ソラーズのところはそれなりに良かったけど。
だけど、ジェイク・ブラウンベルトや、イエス集団などがこのへんのバックカントリー・カテゴリーは凄いところ見せてくれますから。

ちなみにソラーズとこの夏、話したことがあったけど、自分のフッテージに納得していませんでした。
ケガなどもあったのか、満足するものを残せなかった、と。
結構、良いパートだったので、それ以上を求めるソラーズの今後に期待です。

そして、ストリートだけど、このへんもパワー不足。
最近、トランズでアップしたジェド・アンダーソンの方が凄いと思ったし、
近年のフォーラムのニック・サーブの方がいい。
そして何よりこのカテゴリー、現在のスノーボードシーンで最も露出される部分なので、相当の覚悟を持ってやらないと、インパクトに欠けます。
スコット・スティーブンスのようなユニークさ、トリッキーさのようなものも感じられなかったし。

まあ、おもいっきり言っていますが、良いところも挙げましょう。
テリエです!
ここは、マジで良かった。
現在、最高峰のターン・スタイルを見せてくれました。

まとめると、僕の提言はこんな感じです。

冒頭、パーク&パイプのチームセッションで盛り上げる。
ショーン・ホワイトのパイプ。
巨大キッカー・セッション
キッズ登場
ガールズ登場
ストリート
マーク・ソラーズのスタイル抜群のバックカントリーから
ジョン・ジャクソンの男スタイル
テリエのカッコ良さで締める

あともう1つ、バートンならではの国際感を見せるのも手です。
ボーナスでもいいかもしれないし、世界各国代表ライダーの1フッテージでも見せるコーナーもあったらいいですね。
すると、世界各国の人が見てくれますよ。オラの国の選手が出たよって感じで。

そう、バートンだからできる、バランス編成を見せてほしいのです。

ところで、スコーミッシュに行く時には、外食するともったいないので、いつもお弁当です。
今日のお弁当は、コレ!

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