30年ぶりのプラモデル

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日本から帰って来て3日目。
ドタバタした日から開放されて、落ち着きを取り戻した感じです。
いつものようにPC業務に邁進。シモンのインタビュー記事もアップしました。
 
今日は、日曜日なので積極的に休みモード。
日本で買って来たプラモデルを作りました。
 
プラモデルを最後に作ったのは、いつだろう?ガンダムが流行った小学生高学年頃だったか。
ともかく、超久々でもうかれこれ30年ぶりかな、と思います。
 
 
地元・平井で大河とたまたま郵便局に行った時、その前に昔懐かしいプラモデル屋さんが目に入りました。
そのプラモデル屋さんは、僕の子供の頃からあります。
店頭にガチャガチャがあることもあって導かれて、なんとなく大河と入ったのです。
 
お店の中は、人が通れないほどプラモデルだらけ。奥の方のプラモデルなど、到底取れっこない、という感じで山積み。だけど、ハンパない懐かしいプラモデルばかりでした。値段は当時のままのようで、多くのプラモデルは埃をかぶっているようでした。
 
おじさんは大河を見るなり、
「プラモデルなんて、やらないだろ。今の子供はゲームばっかりでプラモデルなんてやらない。買ったってしょうがないよ」
と、商売っ毛がありません。
 
「だけど、おじさん、このプラモデル凄いよ。今どき、こんなに古いの持っているところなんてないよ。インターネットに載せたらマニアの人とか買いに来るんじゃない?」
 
「そんなことないよ。だって、TBSだのNHKだの取材に来たことあったけど、全然売れなかったもん。今、子供はプラモデルに興味がないんだ。誰も買いわしないよ」
 
「別にいいよ、息子でなくオレが買うんだから」
 
「そんなこと言っても、今の子供は興味ないよ。ダメだよ」
 
「だから、オレが買うんだって。うるせえなあ、息子じゃなくて、オレが好きで買うんだよ」
 
 
それで、僕は大河にも何が良いか聞いたけど、結局、自分で決めました。
買ったのは、ウルトラマンレオに出て来た飛行機です。
 
「おじさん、これ買うよ。」
 
「本当かい?」
 
「本当だよ、オレが買いたくて買うんだ。あとセメダインちょうだい」
 
「セメダインかい?・・・」
 
おじさんは、奥の方へ、ガサコソ5分間ほど体験したけど、一向に見つける気配なし。
そこで、
 
「もう、いいよ、セメダインぐらい、どっか違うところでも買えるから」
 
「それにしても今どき、プラモデルなんて珍しいねえ」
 
「オレは、子供の頃からよくおじさんの店に来ていたよ。サンダーバードとかよく買ったもん。特に2号が好きだったなあ。あと、ガンダムだって買ったよ」
 
「そうか、覚えていないな。だけど、ガンダムは凄かったなあ。プラモデル屋はあれで家を建てちゃったぐらいだから」
 
「だけど、もうガンダムやる頃にはプラモデルも卒業の時期だったけどね。オレは、その前のプラモデルが好きだったんだよ」
 
 
そんな捨てゼリフを吐きつつ、買ったプラモデルだったのです。
 
 
久しぶりのセメダインの匂いは、少年だった自分を思い出させました。当時、設計図を読むのがやたらに億劫で、失敗してばかりいたけど、大人になった僕は立派に設計図通りに作ることができました。
だけど肝心のパートナーは、大河でありませんでした。大河はお友達のライアンのプレーステーション・ゲーム。コンチキショー、おじさんの言った通りになっちゃった。
でも、クレアちゃんがアシスタントに。セメダインで付けたところをフーフーしてくれて乾かしてくれたり、ボッチが出たところをヤスリで削ってくれました。
そして、完成!
・・・だけどまだ残りのパートがあり、ややビックリ。
 
あれ、このパーツなしで完成しちゃった・・・、あっ、そうだ思い出した!そう言えば、プラモデルって最後まで使わないパートってあったんだよ。
 
って、ことでそんないらないパートがあったこともとっても懐かしい気分に浸りました。
 
だけど、もう完成しちゃったから、カナダから帰ってやることの楽しみがなくなちゃったなあ。今度日本に帰ったら、3個ぐらい買って来よう、と思います。
 
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