絶対、絶対、絶対に

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いよいよなでしこジャパンが準決勝。
いやあ、厳しい試合になったけど、勝ちましたね!

最後の15分ぐらいまでは、余裕に感じたけど、あのフランスの1点で流れが変わりました。
サッカーの怖さを見た試合です。

怒涛のフランスの攻撃に耐えて、しかもPKまで取られて。
まさかのPK外しで助かりました。

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もし延長まで行ったと思うと、ちょっとゾッとします。
勢いに押されて逆転されたかもしれないし、勝ったとしても激闘の代償として、決勝ではハンデを背負うかもしれませんし。

大河もエキサイトして、後半は上着を脱ぎながら、自分がなでしこジャパンになったように声を出しながらプレイしていました。
なでしこが憑依してしまったように(笑)

ところで、この後のカナダ対アメリカ戦を見た人は、あまりいないでしょう。何しろ、日本ではとても遅い時間だったから。
一言で言うと、僕がこれまで見たサッカー試合の中でも極めて印象に残る激戦。そして、アメリカ贔屓のレフリングだったと思います。

カナダのエース、シンクレアがハットトリックを決める活躍で、常にカナダが1点リード展開。
クレアが決めれば、アメリカが追いつくという流れ。

最終的にはアメリカがギリギリ最後の2分というところで追いつき、延長線の最後の最後のオーバータイムで決められてしまいました。
凄い激戦だったのです。

だけど、このレフリーがどうもアメリカ寄りに見えてしまいました。

というのも、
1)あきらかにボールがラインから出て、カナダのゴールキックになるハズなのに、気づかないでアメリカのコーナーキックになってしまったり。
2)パナルティエリア内でアメリカのハンドの見逃しがあったり。

しかも、この後、残り2分ほどで見たレフリングは不可解でした。

6秒ルール?だか、ゴールキーパーがエリア内で蹴らなかったから?で、フリーキックになってしまったのです。
テレビ見ていて、「意味わかんない!」と思ったし、アナウンサーも「何なの?」という感じでした。

このフリーキックが、ペナリティエリア内でフリーキックするというもの。
こういうプレイってあるんですね。ペナリティエリア内に壁を作って、フリーキックさせたのです。
見たこともない不思議な光景でした。

そして、そのFKキックがカナダの選手の腕に当たってハンドを取られたのも、不可解でした。
速いボールを避けるように身体を斜めにしたところ、そこで腕に当たってハンドということになっちゃったんだけど、普通、こういう状況ではハンドが取られないように思うのですが。脇も締めていたし、意図的でないのは間違いないと思います。

他にも、日本には伝わりにくいドラマがあったと思います。
この試合、カナダがアメリカに勝つ気構えは、相当なもの。それは、韓国がお隣の大国、日本に負けたくないという思いにも似ています。
カナダは、アメリカには負けたくない!という思いが強いのです。

そして、もう1つのドラマは、途中で交代出場した黒髪の選手、シドニー・ルルー。
バンクーバー近郊のサリーというところの出身ですが、国籍はカナダとアメリカを持っています。
バンクーバーのプロチーム、ホワイトキャップスにも在籍していた選手。

今回の五輪では、カナダとアメリカ、両方の国から出場できるチャンスがあった選手ですが、
「メダルを狙える」という理由から、アメリカで出場した選手なのです。

カナダも世界ランク7位で、十分に五輪に出場できるチャンスがあり、今回のように決勝に行けるチャンスもあるチーム。
そんなカナダを蹴っちゃってアメリカにいっているだけど、国民感情として、「シドニーけしからん。」というものがあるわけです。

最後のゴールを決めたアレックス・モーガンと、シドニーが抱き合って喜ぶシーンがカナダ側からしたら複雑だったでしょう。
しかも、アメリカ寄りに偏ったレフリングに見えた試合だったので。

これから、カナダでは抗議するとか、一悶着、いろいろあるかもしれませんね。

こんな展開だっただけに、決勝戦、日本対アメリカでは、多くのカナダ人が日本を応援するのではないでしょうか。
なでしこジャパンに、アメリカを粉砕して、ぜひ金メダルを獲ってほしいです。
絶対、絶対、絶対、勝て!!!

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