世界を目指すライダーを!

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昨夜の日本対オーストラリア戦は本当に燃えました。
そして、今朝、いろいろなテレビ情報番組を見て、改めて日本が世界を目指しているだ、ということを思いました。

思えば、これまで日本は4度ワールドカップに挑戦していますが、最高位はトップ16です。
しかし、今回、過去との大きな違いは、より参加する選手が世界を意識していることでしょう。
この背景には、ここ数年の内に選手が海外で活躍を始めたことが大きいと思います。

海外組の数は、初めてワールドカップに出場した98年には、0人。
02年には4人、06年に6人、前回2010年には4人になっています。

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そして今回は、登録した23人の選手の内、14人も海外組。
先発には、11人の選手の内8人も海外組なのです!

以上の例からもわかるように、やはりあるスポーツを押し上げる要因というのは、世界で活躍する選手を排出すること。
それが1つの大きな要因になっていると思います。

スノーボードの場合は、どうでしょうか?

外国人のスノーボーダーに知っている名前を聞くと、
「フーセ」と「カズ」しか出て来ません。
布施忠と國母和宏です。

あとは、平野歩夢が、X-Gamesで活躍すると、「あのキッズはクレイジーだった。」と評されますが、
まだまだ名前は覚えてもらえていない現状です。

日本は、アメリカに次ぐ、スノーボード市場2位と言われますが、まだまだ世界にトップ選手を排出していないのです。

この先、日本人ライダーが世界に名を知らしめる方法は、大きく分けると3つあると思います。

1つは、日本人でありながら、外国人ライダーといっしょにつるみ、ビデオクルーに参加できること。
そのためには、英語能力もある程度、必要だし、何より日本人ピンでも外国人の中に入っても大丈夫という性格が必要になります。
そこで、実力を上げて行けば、最初、小さなクルーから出発して、その内、大きなクルーに入れるチャンスが広がっていきます。

もう1つは、メジャーな大会で活躍すること。
X-Gamesしかり、オリンピックでも。
そこから、世界に自分の名を発信できます!

もう1つは、ミックス型。
最初は、大会で名を売っていき、あとは頑張ってどこかの海外クルーと合体して、そこでさらに活躍していくこと。

その他、海外クルー撮影に協力してもらえるスポンサー・メーカーがいることなどの要因もあるけど、まずは自分がどこまで本気でやって行けるか、その覚悟があるかどうか、だと思います。

日本人は、海外に出ても結局、日本人同士でつるんで終わってしまう傾向が強いので、そのへん打破していかなくては。
言葉を変えれば、「寂しさを味わえる度胸がなければ成長もないだろう」ということだと思います。

以下、写真はフィールドゲートのオフィスに活動報告に来た奈央世ちゃん。

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