闘魂注入

LINEで送る
Pocket

昨日、カナダのサッカー選手を決めるトライアウトに行って来た大河。
僕は仕事中、気が気でなかったけど、気にしてもどうすることもできないので、ともかく昨日はレッスンを一生懸命していました。

しかし、残念ながら大河は、あまり良いプレイができなかったようです。
子供たちは、350名来たらしいけど、目立つような活躍ができなかった、と。
シャーリーは、2試合目に集中力がなかったし、ハツラツとプレイしていなかった、と言っていました。

原因は、いつもの環境とは違って、新しい子供たちとプレイしたこと。
また、待っていた時間が長かったり、雨でモチベーションが下がったり。

そこで、今日は久しぶりに闘魂注入しました。
雨が降って、雪で覆われる近所のベースボール・グランドまでサッカーボールを持って行き、「お前、何しに行った!」と。
「結果なんて関係ねえ、ともかく一生懸命トライすることが大切なんだ。お前、本気で向かって行ったのか。」
そして、おもいっきりラリアート一発。涙を流して、怖がる大河。いつもながらこの瞬間が辛いです。

「どこに行っても、ホームだと思え。」
「そこにいる子供たちは、みんな以前からのお前たちのサッカー・メイトだと思うんだ。」
「しっかりと声を出して、リーダーシップを取って、ゲームに集中しなくちゃダメだろ!」

そして、家に帰り、サッカー・ノート。
その前に、大河に「目を瞑れ、そして昨日あったことをよく考えてみろ。これから書くことを考えてみろ。」と言いました。

すると、ポジションの話をしている時、涙を流し始めた大河。
きっと、慣れないポジションで自分の力が発揮できなかったのが、悔しかったのでしょう。
また、おもいっきりプレイできなかったことが悔しかったに違いありません。

「人間はなあ、こういう時、100%の力を出すのが難しいんだ。
初めてのプレイヤー、初めてのコーチ、慣れないグランド、長い待ち時間、寒い雨。
だけど、こういう時こそチャンスなんだぞ。
みんなだって同じ気持ちなんだ。サッカーは、グランドに入った瞬間、お前のチームメイトは、ベストフレンドになるんだ。どんどん声を掛けて行け。そうして積極的になれば、お前らしいプレイができるよ。
待っている間に、前のグループが何をやっているのかわかれば、自分の番でどういうことを心がければいいかわかる。準備するんだ。大変な環境の時こそチャンスあるんだぞ。」

まあ、こんなことガンガンやって、日記を書き始める大河。
その目は、とても真剣で純粋で、その姿を見ていたら、涙がこみ上げて来そうになりました。

自分だって、闘魂注入は辛いです。
可愛い子供に。
だけど、可愛いから、入れてしまう。わかってほしい、そして、コイツはわかってくれた。

今回、大河は落ちるだろうけど、仕方ないです。
だけど、将来のために勉強できたことがあったので、良し。
大切なのは、努力を続けることだから。

この後、大河は、気分が晴れたのでしょう。
「お父さん、新しいボードにステッカーを貼っていい?」
「ああ、もちろんいいよ。自分の好きなステッカー、ガンガン貼れよ。お父さんが手伝ってあがるから。」
と言って、僕たちはステッカー貼りを始めました。
 
LINEで送る
Pocket