夢見るママへ

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今朝もうんざりするような雨です。ここのところ土曜日になると天気が悪い。というか、僕が日本から戻って来てから一度もスカーっと晴れたことがありません。あいにく大河は雨の中、サッカー・クラブです。

きつくなって来たスパイク・シューズは、大河一人では履くことができません。手伝いながら、「そろそろ新しいシューズを買ってあげたいなあ」と思いました。

靴紐を結んでいる時、大河は、「お父さん、なんで僕のチームいつも負けるの?」
と突然、ドキっとするような一言。
ちょっと考えて、
「負けてもいいんだよ。一生懸命に走りなよ。勝ったとか負けとか関係なく、頑張ることがカッコいいことなんだよ」
と答えてあげました。

そんな大河がママと帰って来ると、ママの目が妙に光っていました。
「大河はセンスある!ファズ知っているでしょ?イギリス人のコーチだから、サッカーにくわしいのよ。大河はとてもセンスあるって。本格的に上達できるプログラムを考えないと。だってダディーじゃあ大きな家を買えないから大河に買ってもらうんだから」
と、かなりお調子の良い発言。
大河も「僕、スコアしたよ!」と意気揚々。

「ちゃんと走ったか?」
「うん、走ったよ、それでシュートしたんだ」
「よく、頑張ったな」

どんなスポーツにしろ恐ろしいのは、親が血眼になって子供に押し付けた英才教育をしようとすることだと思います。
もちろん英才教育がトップアスリートを育てることは、タイガー・ウッズ、マリア・シャワポラなどが証明しているけど、本当にその世界で食べていけるのは一握りです。ほとんどの子供たちは、脱落する運命にある、と言っていいでしょう。だから、自分は大河に半分冗談半分本気で「お前は絶対にプロ・スノーボーダーになるなよ、食えないからな」と言います(笑)。

だけど、やっぱりカミさんが言うように「サッカーのプロになったらいいな」とか夢見てしまいます。僕も凡庸な親なのです(笑)。でも、道徳心などもっと大切なことを教えないといけないし、何より子供の気持ちがそう向かないとどうしょうもないわけで、僕は大河が進みたい夢に向かってサポートしてあげたい、と考えています。  

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