ダニー・キャスに勝った日

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うわあ、今日もおもいっきり雨。だけど、とりあえず山に上がって大会を見た。クロスの選手もパイプに比べると大きいけど、アルペン選手はそれ以上だな。みんなデカい。オレも以前はレースでオリンピックを狙っていたけど、今の時代は大きくないとダメだね。その点、今日見た鶴岡剣太郎くんは合格点。もし、オレが勝手にナショナルチームの選手とかイジれる立場になったら、間違いなく海外選手に張り合える体格の選手にお金をかけて、育てるだろうなあ。相撲とかプロレスとか同じような考えでね。
だけど近年、アルペンはどんどん縮小された感があるけど、レースを昇華させて盛り上げるという方法はどうかなあ、とも思う。つまり、プロレスならチャンピオン・ベルトを作って、その価値観を上げてドラマが展開されたり、また雑誌ならプロ・スノーボーダーの存在を昇華させて、インタビューなどやったりするわけだけど、アルペンの場合には、フリーランのカッコ良さをもっとクローズアップさせて、そこで美しいターンをした人を脚光を浴びさして、アルペンを盛り上げる、という考え。ちょうどアルペンの場合、マックさん(遠藤)の露出が減ってから、減少傾向になったような気もするんだよなあ。マックさんの滑りは本当にカッコいいし、美しいからね。今、ああいうエキスを感じるライダーって少なくなったなあ。外人でフリースタイルだけど、ベン(ウエインライト)なんかもカッコいいけどね。
3時頃はジムに行った。この時期に行くと、結構ワールドカップの選手に遭遇できたりするもんだから、ちょっと楽しみ。選手のトレーニング内容を見るのも、おもしろいしね。それでいないかなあ、と思っていたらいたよ! 大物が!! ダニー・キャス。一人でもくもくとトレーニングしていた。それで、バランス・ボードもやっていて、これが意外にあまりうまくなかった。あれ、もっと長い時間できそうなもんだけど、と思ったよ。だけど、ジムに置いてあるバランスボードは前後左右共にグラグラして難しい。
ともかく、「よし、オレもやって、鏡ごしからダニー・キャスと戦うか」なんて思ってしまった。
オレは子供の頃から競争癖があって、よく近所の駄菓子屋からお袋が働く八百屋までの1本の道で、車と競争していた。変なクセだよね。今でもサウナとか入ると、「あいつはオレよりも先だから、まだ出れない」とか、考えてしまう。それと、同じでダニー・キャスがボードから降りる前には、オレも降りられないぞ!と。
それで、何度かやっている内に、「ヨッシャー、オレが勝ったぞ!」と強く思えた瞬間があった。向こうはオレのことまったく気にしていないだろうけど、こっちで勝手に盛り上がっているという、変な図式。気分良くなって、勝ち逃げしちゃった。
だけど、この後もダニー・キャスとは関係なしに再度トライしたら、うまくできなくなった。たぶんテンションが下がって練習だと思うとダメなんだね。人間のテンションって大事だなあ、と改めて思った。
夕飯作って、飯食って。ビール飲んで良い気分だったけど・・・、そのあと、
雨がひどくて雪が溶けて、チャーリーの寝床まで水浸しになりそうだったので、回りの雪を掻いだ。そしたら、ちょうど近所の前のお姉さんも水を掃く作業をしていた。水がたくさん溢れても、家には入らないと思うのだけど、ずっと長い時間やっているようである。可愛そうだから、手伝った。「この雪の塊が溶けてこちらに流れて来るんだね」ということで、この力仕事をオレが引き受けたのである。どうだい、男だろ!とばかりに、豪快に雪を取って行く。だけど、ジムに行った後だから、手がやたらに重かった。
そんな作業をしているうちに家の中から旦那さんが登場。やあって感じで、オレとあいさつした後、奥さんとちょっと会話している。旦那さんの言い分は「いくら水が溢れても家には入って来ないよ」というものだろう。正論である。オレも大丈夫だと思うのだ。だけど、奥さんは「水溢れて家に入ったら心配なんだもん」って感じ。それで、また旦那は家に入ってしまったけど、ちょっと冷たいなあ、と思った。だって、奥さんが心配なんだから、男だったら、その心配を取るために、例え家に水が入って来ないだろうが(オレも到底そう思えたのだけど)やってあげるべきだろう。
この後、オレは手伝っても良かったのだけど、大まかに雪はどけてあげたので、そのまま退散した。というのもここで手伝ったら、近所の旦那が隣の奥さんに気がある、と思われないもでないし。考え過ぎだと思ったけど、ともかくだいたいやっつけて、もういい感じできれいにしてあげたのでいいか、と。
明日はバンクーバー。岩田さんのお迎えだ。岩田さんはスノーボーダー誌の仕事をしていて、世界選手権のため来るのである。

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