【コラム】スキーヤーの視界はスノーボーダーよりも狭い(?)

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文:飯田房貴
fusaki@dmksnowboard.com

 

スキーヤーって、よくスノーボーダーが邪魔だと言うけど、本当のところどっちが危ない動きをしているのだろうか?

僕個人としては、スキーヤーの方が怖いですね。

確かにスノーボーダーは、初心者の方でゲレンデに座り込んでしまうことがあります。特に向こう側が見えない斜度変化の下エリアなどに座られると危ない。

また初中級者の方は、ヒールサイド側のターンで、背中側を見ていないケースがあります。だから、スノーボーダーとの衝突事故は、圧倒的にヒールサイドが多い。


でも、スノーボーダーは、うまくなるにつれてそのヒールサイドのブラインド・スポットを見るようになって来るから、視界は広くなるものです。元々、トゥサイド側(身体の正面サイド)は180度近く視界が開けているし、それにブラインドだったヒールサイドの視界が開けるようになれば、より広い感覚でゲレンデを見渡せるものです。


また、スノーボーダーはうまくなれば、スイッチで滑ったり、180スピンする人もいるし、さらにグラトリで360度ぐるぐる回る人も多いです。だから、よけい視界が広くなっていくもの。

インストラクターをやっている影響もあるけど、僕自身の滑っている感覚では、ほぼ360度な視界で滑っている感じ。まるでサッカー選手のディフェンダーのように絶えず周りを見渡せるようにしています。
もちろん集中場面では視界が狭くなりがちだけど、それでもよく周りを見ていると思うので、衝突事故は起こしたことがありません。

でもスキーヤーの方は、中級者以上の方ても視界が狭くて、怖くなることがあります。
かなり飛ばしているのに、視界が狭いようなので、大丈夫か!?と心配に。

自分の印象では、30度から60度の正面しか見ていないような。

間違っていたら、申し訳ないけど、毎日、スキー場に足を運んでいる自分の経験で、スキーヤーの視界の狭さに驚くことが多々あるのです。もの凄いスピードを出して自分に酔いしれて(?)滑っているスキーヤー、自分が見ている生徒さんを抜かす時にかなり接近されて、「どんだけ怖い抜かし方しているんだ!」ってこともあるし。

元々、このコラムを書いたきっかけは、自分のカナダの友人(イントラ仲間)からの助言でした。「スキーヤーの方が視界狭くね?」って話があって。
このことは、今までもあまり伝えて来なかったと思うけど、僕は「まさに!」と同感しました。
スキーヤーは視界が狭い。だから、怖いなあ、という思いがしばしば。一方、スノーボーダーは、同じスノーボーダーということもあるのかもしれませんが、それほどぶつかりそうになって怖かったという経験がありません。

みなさんは、どう思いますか?

スキーヤーは、スピード出すなら、もっと周りに目を配る配慮を見せてほしい、と思います。集中してカービングに酔いしれていないので、もっと周りを見てほしい!

もちろんスノーボーダーの方でも周りが見えていないで衝突事故を起こしてしまうことがあるので、気を付けましょう!

 

 

 

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