【コラム】今後求められていきそうなバインディング・パーツのセレクト

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文:飯田房貴

現在、カナダのHightide Mfg 2017-18モデルの販売ファイナルウィークとなったのだけど、あるユーザーさんからこんなご意見をいただいた。

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「バインなんかはパーツに互換性があるからパーツの販売とか、自分でパーツを選んで組み立てられるとかのサービスやってもらいたいですね。
Burtonに限らずnowとかブランド内での基本構造は同じだからできなくはないと思います。
さすがにブランドを飛び越えたチョイスは難しいと思いますけど。

実際Asymtripの画像でアカーシャさんが使っているnowは画像から調べた限りだと、
ベースモデル:nowのPILOT
ハイバック:nowのカーボンハイバック
アンクルストラップ:burtonのハンモックストラップ
とカスタムして使用しているみたいですし。

プロレベルでなく一般レベルでもカラーを自分で選べたりするから、欲しい層は一定数あると思うんですけど。
ベースモデル+パーツ=ちょっと割高だけどオリジナルセッティング!
みたいな感じで。」

Hightide Mfgのアカーシャが、なぜバートンとナウ・バインディングを混ぜたパーツを使用しているか不明だけど、こだわりの職人だから、自分に最適なバイン・パーツを集めて来たのかもしれない。

現在は、Hightide Mfgのようにオリジナルのグラフィックを注文し、自分だけのボードを作る時代に突入しているのだから、こうした需要は今後さらに広がっていってもおかしくないだろう。


(将来はパーツ組み合わせで販売可能に!?)

ホルダー・ヘルガソン愛用で知られるSwichback Binfdingsは、自分好みのベースプレート、ストラップ、ハイバックを選べることで知られている。今後は、カラーだけでなく、機能面としてストラップやハイバックなど様々な分野での組み合わせが求められることができれば理想だろう。

軽いカーボン性のハイバックに、締まりが良いストラップなど、自由に組み立てることができれば、さらにユーザーのスノーボードに対するマテリアル意欲を掻き立てるに違いない。


(スイッチバックのバインは自由にパーツを選べる。未来のバイン・スタイルをいち早く確立させた。)

現在のように、メーカーが、こういう人はコレがいい!ということで、各モデルがあっても、細かいところではストラップはこっちの方が良かったという意見があったりする。だからこそ、今後細かいパーツのセレクションができれば最高だ。

ちなみにウィスラーのショップでは、バインディングが故障すると、何か奥の倉庫から探して来てくれてなんとか直してくれる。
だから僕のバインディングは、バートンのカーテルだったのだけど、壊れたハイバックだけはマラビータになっている。

時々、そのバインを見た方が、「クールだね。」と言ってくれるのだけど、実を言うとただ単に修理した結果だ。

ちなみにこのバインはとても古く、それこそ500日間とか長く使用しているものだけど、最近買った自分の息子のミッションを借りたら、よっぽどホールド感が強くてビックリした。
つまりどんなに高級なバインディングでも古くなれば劣化し、ホールド感が弱くなってしまう。エントリーユーザー向けの新しいバインディングの方が、高いパフォーマンスを発揮してしまうということだね。

長年同じバインディングを使用している方は、最近のバインディングに変えてパフォーマンスが一気に向上するということもあり得るだろう。
参考までに。

だけど、こうした古くなったバインでも、新しくしたいところだけ変えて、長く使えたら嬉しいね。
例えば、気に行ったパーツは残したまま、雪が付きやすい古いベースプレートだけを変えたり、締まりの良くなった最近の高性能のストラップに変えたり。

どちらにしても僕のバインは使い過ぎだから、そろそろ天国へ。
だから、最近、よくスノーボード・ショップに足を運んで何を買おうか考えています。

 

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