【コラム】カナダのスノーボード協会に学ぶ

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文:高石 周

つい先日カナダのスロープスタイルのエース「Seb Toutant」の動画がアップされました!

 

昨今スタイルがどうのこうと言われますが、でもやっぱり上手いです!
今回の動画では彼の自己紹介、ここまでのスノーボード経歴、今後の活動などが語られています。
これはカナダのスノーボード協会による動画作成ですが、日本もこのような動画をどんどん作るべきだと思いますね。

まあ日本のスノーボード協会というとJSBAだけですかね?
JSBAとFIS管轄のナショナルチームは別組織ですし、まずはここが大問題ですね。
であれば誰がこのような活動を率先してやっていくか?
これはやはり頂点レベルにあるナショナルチームだと思うのです。

 

それはさて置き、まずは動画作成という簡単な活動によりこんな効果が考えられると思います。
これをナショナルチームがやると仮定して話します。

 

● こういったライダーのメディア露出をチームが率先し、より選手を応援する、サポートする姿勢を示す
● よって選手とチームとの信頼関係をより深める
● 個人や業界メーカーには難しいスノーボード業界以外での知名度向上
● もっとチームのスポンサーを獲得する可能性
● 今後たくさんの子供たちがナショナルチームに入りたい!と思うようになり、日本の底上げに貢献する可能性
● ナショナルチームが存在価値を高める

 

他の国も同じかもしれませんが、結局ライダー(選手)たちは個人やメーカーでの活動がほとんどで、現時点でナショナルチームの存在価値は疑問視せざる得ません。
チームが選手にどのようなサポートを提供しているかベールに包まれている?ようなものですので(実は私も偉そうに物を言うことはできませんが)例えばカナダチームが今回のSebの動画をアップしたように、まだまだできることは多いように思います。

 

今回の動画には大手スポーツショップ、車メーカー、スポーツ系ブランドがスポンサーとして登場しています。
日本のナショナルチームはこれだけ強い日本の技術系選手たちが集まってるわけですから、カナダのスノーボード協会のようにもっと業界以外のスポンサーを獲得できる可能性はないでしょうか?
そこから業界以外で知名度も上げることにつながるでしょうし、選手引退後の社会活動にも良い影響があるかもしれません。

 

ナショナルチームは国の代表として世界で戦うわけですから、社会での信用は得やすいと考えます。
業界以外の世界で知名度が上がれば、もっと多くの才能たちがスノーボードに集まるかもしれません。
そして次世代の子供たちは世界で戦うことを当たり前のようにイメージするようになり、もともと技術系で強い国民性もあり、より日本の底上げにつながります。
参考までに、カナダではナショナルチームを頂点に、州レベルでスノーボードチームが存在します。
そしてカナダスノーボード協会(Canada Snowboard)が指揮を取って、育成キャンプやトライアウトなどが定期的に企画&開催されています。
このように上から下までが、協会の指揮によってしっかりつながって育成を現実化しています。

 

また日本人は個人で戦うよりチームで戦うスポーツが得意です。
スノーボードは個人スポーツですが、ナショナルチーム内でチームとして戦うと言う共通認識を統一させることで、より個人の実力が発揮しやすい環境が作れます。
その為にはナショナルチーム内で選手とスタッフ間の信頼関係が強いことが必須です。
どのようにしてそれを築くか?
細かなサポートをまめに行うこと、そしてまめな選手とのコミュニケーションによって選手の「心技体、生活」などを常に把握すること。
こんなことが必須であると思います。
今回の動画作成はその手段の一つになり得ると考えます。こんなこと言ってますが、もうやってられるかもしれませんね。
すいません。。。

ちょっと勝手に心配したことを書き綴ってみました。

 

 

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