dmk祭り

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日本全国のdmkクラブ員、アルツの集合! 祭りだ、祭りだ、dmkクラブ祭りだ!!
橋本ミッチャン、カンジ先生、若手3人衆にフサキも登場!
まさにdmkクラブの総決算も言える熱いツアーがアルツ磐梯にて開催された。
スペシャル・ゲストにマツモトワックスレンジャー、
さらにはメーカーさんやショップ関係者の方など集まり、盛大に行われた祭り。
この横綱級レポートは、dmkクラブで10年にも及びレポートをして来た人しかいない。
モリッペよろしくお願いしまーす。

Report: Machiko Morihara

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dmkクラブの中で最大級と呼ばれるイベントが静かに、しかし凄いパワーを持って幕を開けようとしていた。
1月21日の早朝のことである。1台の大型バスが、冷え切った空気を震わせてあるロッジの駐車場に停車した。場所は福島磐梯山 猫魔ヶ岳 の裾野に位置するゲレンデ、アルツ磐梯。
バスの中にはこれからそのイベントに参加するために集まった熱いスノーボーダー達 40名が、まだ暗い朝にまどろんでいた。夜が明ければここに65名の仲間たちの集結を見ることになるはずだ。
これからこの地で開催されるそのイベントの名前はその名も『dmk祭り』!
それまで長年続いていたハウツーキャンプが去年から名前を変えて、新たにdmk祭りとしてスタートものだ。 (ちなみに今年ハウツーキャンプは平日開催のキャンプとしてその伝統の名の復活を遂げている)。
このdmk祭り、『祭り』という名が示すように、dmkクラブがdmkクラブとしてどれだけ楽しく、dmkらしいスノーボーディングというものをみんなと作れるのかということがテーマのイベントだ。そこにはdmkの基本に立ち返るという意味も含まれている。

今回についてはなにしろコーチ陣がもの凄い。前回のソルトレーク五輪のハーフパイプ選手・橋本通代(通称:ミッチャン)を始めとし、今期からNOMISジャパンのライダーとなった平野創(ハジメ)、dmkハウツーDVDでお馴染みの『擦り侍』こと秋山亨(トオル)、dmkの若手ライダーとして注目株の若干19歳の大原拓実(タクミ)、そして3年前の白馬キャンプでの初登場から高い人気を得て、すでにこのキャンプになくてはならない存在となった田島寛之(カンジくん)、もちろん我らが大将の飯田フサキもドドーンと名を連ね、これでもかー!と言わんばかりの豪華な顔ぶれとなっていた。これだけでも驚くほど豪華なのにさらにハジメくんの友人のロシニョールライダー江渕大輔(だいちゃん)、 またミッチャンやタクミくんの友人でグヌーのライダー生本朝子(アサちゃん)など、さらに2人のライダーがお手伝いに駆けつけてくれている。
しかし実情を明かすと、これらのほとんどのコーチたちはなにも最初からきちんと参加が決まっていた訳ではない。フサキ大将とカンジくんが決まっていた以外は、みんなその忙しいスケジュールの合間を縫って、本当に彼ら自身の好意だけで駆けつけてくれたのである。 この事実はクラブ側にとって、ある意味衝撃であった。これだけの数のライダーたちがdmk祭り、そしてクラブへ期待を寄せてくれている! 祭りに対する期待はこうして否が応にも高まっていた。

このキャンプの定番といえば、もうひとつ。今停車したばかりの貸切大型バスの送迎だ。今年はこれも過去の記録をぶっちぎり総勢 40名が、別名宴会バスに乗り込むことになった。毎年言うが、これだけは、乗ってみてのお楽しみなのだ。1度乗ったら忘れられないその楽しさが、今回の40名に繋がったのだろう。
何しろ今回も往路から、やはり街中のコンビニの駐車場に大型バスで平気で乗り込み、 40名でドドドっとコンビニになだれ込み、各自朝ごはんの食料と寝酒をゴソゴソと買い込み、夜中のアルバイト店員さんをてんてこ舞いさせ、その自由奔放振りを発揮している。おそらく例年通りとなれば、復路はこれの比ではないはずだ。

そして8時 30分。アルツのセミナーロッジの大きな会議室は、穏やかな熱気に包まれていた。それぞれのウエアに身を包み、ブーツの紐を締めたり、友達とおしゃべりしながらストレッチしたりと、のんびりと、だがしっかりこれから始まる祭りの準備を進めている。スタッフから予定表とランチ券を受け取り、アヤ部長がいつもの調子で今日のチーム分けを発表した。

だいたいいつも通りの変な名前だが、チーム分けは以下の通り

☆チームまぜこぜ:隊長のアキを始めとして最年少のこーき 14歳を含む若干若目のチーム。しかもdmk内ではかなりの強者たちの集団。コーチは午前がトオルくん、午後がハジメくんとだいちゃん。

☆チーム桃レンジャー:隊長はマスミさん。コーチは午前がカンジくん、午後トオルくん。dmkにはマツモトワックス星からやってくる謎のマツモト・レンジャーという頼もしい味方がいるが、マツモト・レンジャーは現在、相方を探しているとの噂。このチームから愛しい桃レンジャーに相応しい逸材は見つかるのか?

☆チームがっつだぜ!:隊長はもりっぺ。ちょっとガッツのはいった男子と女子の集まったチーム。コーチは午前ミッチャン&アサちゃん、午後はカンジくん。

☆チームオトコだけかよ!?:隊長はこれ以上最適な人はいないでしょ?のミノル。 20代後半から40代まで、まさにオトコ盛りの男たちの熱っいもしくは男臭い集団。神輿を担がせたらまさに超一級といったところか。そしてコーチも男だらけ!午前ハジメくん・だいちゃん、午後フサキさん・タクミくん。

☆チームさくら♪: 真冬に咲いた祭りの華!野郎ども大注目!!「ボードはガンバってるけど、まだちょっと自信ないな☆」なんて可憐なセリフで男心を撃抜いちゃう女の子ばかりで構成された、 チーム名どおりのカワイイ女子集団。 隊長は意外にもむらっちょ。この カワイイ女の子たちをdmkのエロ大王 (?)むらっちょに任せていいのか??コーチは午前フサキさん・たくみくん、午後 ミッチャン ・アサちゃん。

☆チームがんばるんば: 隊長、コーチともにアヤ。 そしてdmk超古株新婚ホヤホヤのいずみちゃんが助手担当。初心者、初級者が5人集まり とにかくひたすらがんばるチーム♪

以上、チームはがんばるんば以外、それぞれ9人から8人のメンバーでまとまっている。そのチームに対して午前と午後でコーチの入れ替えを行なう方式だ。またこのキャンプでは HEADスノーボードの試乗もできることになっている。普通試乗会というと時間で30分と区切られたりして、リフト1~2本の滑走しかさせてもらえないが、今回はHEADさんの粋な計らいで1度借りたボードは午前中または午後の間はずっと借りたままで良いという、とてもありがたい設定となっている。

天気は晴天。風もほとんどなく視界は最高だ。さっそくチームごとに分かれたキャンパーはロッジ前のリフトに乗るが早いか、広~いアルツのゲレンデに散っていった。

さて、私はがっつだぜ!チームのみんなと午前中はミッチャンとアサちゃんのレッスンだ。ミッチャンは思っていたよりもずっと小柄だった。写真ではよく見かけていたが、私は実際に会ったのは初めて。どことなく緊張しているのか、なんだかちょっと硬いムードだ。キャンパーのほうも世界の橋本通代を前にやはり少々緊張気味。チームリーダーとしては、ここでこのムードを何とか和らげたいと思うが、気の利いたことひとつ言えずに、滑り始めることになってしまった。ミッチャンはとりあえずゲレンデガイドのように左端から右端の猫魔ボウルの方までクルージングで流していく。ミッチャンにとってアルツはひじょうに馴染みの深いゲレンデだ。アルツにはパークやパイプがいくつか設定されているが、その内の“インディ・パーク”というどちらかといえば子供向けのパークの設計をミッチャン自身が手がけているのだ。ミッチャンは普段“キララ・キャンプ”という子供向けのスノーボードレッスンを開講している。インディ・パークはそんな子供にやさしいみっちゃんらしいアイデアが詰め込まれた、安全で楽しいパークだ。

「ここがアルツで一番景色がきれいな場所かな?こんなふうに晴れて磐梯山と猪苗代湖がきれいに見える日は結構ラッキーだよ」猫魔の奥のリフトを降りた所でミッチャンが言った。そして磐梯山には神様がいると言う。実際に修行を積んでいる人もいるという話で、もう何度かアルツに来たことのある私も初めて聞いた話だった。

正面には猪苗代湖。湖面が冬の日差しを受け真っ白に照り返している。自然に深い息を吸い込んでしまうような景色だ。しかしこのきれいな景色を前にしてミッチャンはみんなにお昼のリクエストを聞いてきた。まあ、これからの時間配分のために聞いておかなければいけないことではあったが、ちょっぴり花より団子的なミッチャンをなんかカワイイなあ、と思う(ミッチャン 、ごめん!)。そしてこのリクエストのあたりから ミッチャン の緊張もようやく解けてきた感じだ。 チョッカリの姿勢チェックやプレスのポイントや練習方法など、やんわりとした関西弁で楽しく教えてくれる。そしてみんなのすぐ後ろからアサちゃんが、みんなの緊張をほぐすようにニコニコ笑いながら、さりげなくしかししっかりとしたお手本を見せてくれる。ピンク色のダウンのウエアに包まれたやさしいアサちゃんの笑顔は、男の子はもとより、女の子のハートをしっかりと捕まえたようだ。

アルツは本当に広くて、 65名ものキャンプをやっているというのに、他のチームの姿を見かけることがほとんどない。普通ならリフトの上から声を掛けたり、見かけたりということが多々あるはずなのだが、やはりそれだけキャパシティがあるということなのだろう。

午後からのコーチはカンジくんだ。すっかりお馴染みになったカンジくんは今年もまたおしゃれなウエアで決めている。全体のバランスをどことなく小奇麗にまとめるのがカンジくんのセンスのいいところだ。

「どこいきましょーか?」集まったみんなの顔を見ながら、カンジくんが軽いノリで聞いてくる。みんなはまだちょっと遠慮がちに何も言わなかったが、ゲレンデを振り返ったカンジくんの「うわー。第4クワッド混んでるなー。イヤだから第3にしましょう」 というやはり軽いひと言で行先決定!実はHEADの試乗で板をチェンジ する時間繰りがうまくいかず、まだ3人が昼食を取るために離団していたため、混んでいてもセンターゲレンデからあまり離れてしまう訳にいかないのだ。しかしそれならそれでやれることはいくらでもある。そう、まずは第3クワッドで上がればインディ・パークにアクセスできる。そんなワケで午後はいきなりパークからのスタートとなった。

まずは2連キッカーからのスタートで、カンジくんがお手本を見せてくれる。ミッチャン・プロデュースのインディ・パークは入り口からして楽しい作りで、牧場の入り口のようなイメージの、先が三角にカットされたカワイイ柵で囲ってある。アイテムはアプローチにプレッシャーのかかりにくい高さで、すべてにおいてきれいなシェイプがとても嬉しい。
カンジくんはとてもゆっくりとしたアプローチから 180をまわして見せてくれた。ガッツだぜ!チームはガッツはあるけれどパークの経験などはまだ少な目というメンバーもいる。チーム内ではよこっちが華麗なジャンプを決め、とくさんがアルペンボードながらにカッコいいところを見せていた。女の子2名も多少怖がりながらもきれいに超えていった。その先にはスパイン、ウェイブ、ボックスと続き、最後に少し大きめのキッカーがあるという作りだ。
パークで遊び終わったところで タイミング良くHEAD試乗組と合流 できたので、今度は猫魔へ流れてみることにした。 しかし!ここでうっかりミスが発生。猫魔へのアプローチで大事なポイントとなる別れ道でネ介くんとはぐれてしまったのだ。あちゃーという感じだ。人数チェックはしていたはずなのだが、午後から撮影に加わってくれたdmk専属カメラマン・ケイくんが増えたことを私はすっかり忘れていた。人数を数えて、数だけ合っていたので安心していたのだ。手痛い初歩的ミスだった。
結局、私が迎えに行くことになったのでその後のレッスンがどんなものだったか、正確にはわからないけれど、カンジくんのレッスンはわかりやすくて、今まで必ず好評だったから、きっとみんなは満足できたと思う。

夕食はバイキングだ。6時頃から各自自由に夕食をとった。いろいろなメニューがあり目移りしてしまうが、なにしろ楽しいのは自分で盛り付けることができるソフトクリームで、機械のペダルを足で踏むと口金で絞り筋の付いたクリームがニュニュッと押し出されてきて、それをコーンやお皿に上手に巻き取らなければならない。思ったよりも勢いよく出てくるので、ちょっと油断すると渦巻きはぐにゃりと形を崩す。みんな上手にできると自慢げにテーブルに持ってくるが、失敗すると仲間に派手に笑われている。みんなとっても楽しそうだ。こんな時はライダーもキャンパーも分け隔てない。そんなみんなの後ろには一面ガラスの大きな窓があり、外ではオレンジ色の照明に照らし出され細かい雪が舞っている。柔らかく舞う雪、この雪が優しく包む世界に惚れこんだ者同士が、こんな ふう に楽しく繋がっていられることを幸せだと思うし、 そんな時間を 提供できるクラブは本当にいい場所だと思う。

食事のあとはある意味、これが本番!?ともいうパーティだ。プレゼントもたくさん準備してある。入り口で明日のチーム分けに使うリクエストカードと、浪人シリーズ・ Vitamin JIBなどをプロデュースしているdmkのクリエーター・アキの次に製作するDVDのためのアンケートなどを配った。
そしてカンジくんの「カンジくん!それちょっと合わせにくいよぉ~?」というみんなのブーイングつきの乾杯の発声で、とりあえずパーティは始まった。今年dmkスタッフは全員がお揃いのdmkロゴの入った黒いTシャツに身を包んでいてなかなかカッコいい。まずは今回初めてキャンプに参加してくれたNewフェイスの自己紹介だ。クラブに入ったきっかけや、どうしてこのキャンプに参加したか、そして本物のフサキさんに会ってどう思ったかなどを答えてもらったが、やっぱり笑えたのはフサキさんの印象で、「あんまりオーラがなくて…」とか「探したんだけど分からなくて…」という答えが次々と出てきて、みんな大笑いだった。続いてはライダーの自己紹介だったが、みんな照れているのかおとぼけな答えの連発で、キャンパーの笑いを取っていた。しかしそれでもどうしてボードを始めたのか、どうやってフサキさんと知り合ったのか、自分の得意分野やこれからの目標などを答える。この答えを聞いてキャンパーは明日誰と滑りたいのかコーチのリクエストを出すことになるのだ。

スペシャルゲストのミッチャンには特別にクラブ員マサくんからの質問という形で自己紹介をしてもらった。その一発目の質問が「すみません。あの・・・好きな男性のタイプは?」。ええー?マサ、いきなりそこにくるー?ボードに何も関係ない でしょ ?とみんなが思う中、突然に予想外の質問をもらった ミッチャンも一瞬「ええ!?」と慌てたが、すぐに体勢を立て直し「えーと・・・ 、あの・・・ 、田村正和!」と素早く斬りかえした。しかしマサも負けてはいない「じゃあ、田村正和のどこに魅力を感じますか?」「背中で語れるオトコだから」するとすかさずみんなに向って背中を向けるマサ。それを見て「いやぁ、やっぱり後ろ髪がね~」と答えるミッチャン。そんなマサとミッチャンの応酬はかなり笑えた。

しかし事実、今夜総勢7名のライダーがここにいるという事実がひどくクールだと思う。和気あいあいと飲んでいるキャンプも楽しいが、それを卒業して、企画として成り立っているパーティにdmkが大きくなったという事実を強く感じた。
もちろんパーティ後半戦はお楽しみプレゼント大会だ。今年も各協賛商社さんからステキなプレゼントがたくさん用意されている。そして去年もアルツに現れたマツモトワックス星からの使者、マツモト・レンジャーも派手に登場し、去年よりもさらに成長したように見受けられるわき腹のお肉をフルフル震わせて、任務の特殊性から言葉を発せないところを司会(通訳)のリュウさんと上手く絡んでいた。しかし1人で登場したところを見ると残念ながら今年も桃レンジャーは見つけられなかったらしい。がんばれマツモト・レンジャー!
プレゼントはTシャツやパーカー、ラグビーシャツ、 DVDやビデオ、それにゴーグル、プロテクターなど良いものがたくさんで、もらえたみんなの嬉しそうな顔はいつ見てもいいものだ。そしておまけプレゼントとしてライダーのトオルくんが持ってきた本格カレー・レトルト・パックが4点。渋いプレゼントだが日本でもウィスラーでもカレー屋でバイトする、カレーにかけてもプロを自任するトオルくんの絶対のお勧めカレーということで、これはスタッフもライダーもすべて参戦して良いというジャンケン大会になり、全員が激しく燃えた一瞬だった。

翌日も朝から晴天!天気には恵まれたキャンプだ。昨日のように会議室にはまたも和やかムードでキャンパーが集まっているが、今日はチェックアウトで荷物と一緒だから、なんだか人と荷物がごっちゃごちゃになっている。が、そのままそこで今日のチーム分けを発表!
実はここで意外な人気が明らかになった。昨日の宴会でのライダーの自己紹介タイムに、ライダーではないが HEADのおがっちこと小形谷さんが一緒に挨拶して「ボードで得意なことは、そうですね、バインディング付けなんか早いです!」と一番笑いを取っていたのだが、その笑いがみごとにクリーンヒット!なんと「おがっちと滑りたい!」という6人もの第1希望者がいたのだ。「ええ!?」と当惑するおがっちを、アヤ部長が「いいから、いいから」とさっさとコーチとして引っ張り出しチーム分けを完成させてしまった。

キャンパーが自分で選んだコーチなのだから、せっかくだしここでそのメンバーも記しておこうと思う。

○ハジメ&だいちゃんチーム * デューク、ともくん、ケイタくん、かなちゃん、ゆきこちゃん、がっくん、シンヤくん、アキ (dmk)、ケイ(dmk)

○トオルくんチーム * みっくん、よこっち、せいくん、ネ介くん、まゆみちゃん、マサルさん、えびちゃん、むらっちょ (dmk)

○タクミくんチーム * じゅんさん、リュウさん、やまちゃん、ちえこちゃん、マサくん、みやちゃん、アヤ (dmk)

○ミッチャン&アサちゃんチーム * ともねー、えらっち、クロダさん、タケシくん、トクさん、まみちゃん、のぞみちゃん

○カンジくんチーム * こーき、おおたマン、わたちゃん、みゆねー、みっちん、エノンくん、かじちゃん、さとこちゃん、とおるちゃん、みきちゃん、ミノル (dmk)

○おがっちチーム * のぶくん、ゆうじくん、たかちゃん、しょうへい、まきねー、なっちゃん、マスミさん (dmk)、もりっぺ(dmk)

○フサキチーム * いとうくん、ゆきちゃん、かずみちゃん、いずみちゃん、けんじくん

という具合だった。私は今日はおがっちチームと滑ることになっている。天気が良いうちにと恒例の記念撮影をして出発となったが、私がdmkのでかくて大きくて重いバナーを荷物置き場に戻しに行っている間に、すっかりおがっちチームに置いていかれてしまった。「ええー!ひどーい!」と思いつつリフト乗り場にいたカンジくんチームにリフトの順番を譲ってもらい、なんとか上部で合流。みんな私の顔を見るなり「あ、もりっぺ!忘れてた~」ときた。しかし去年宿に忘れられたマスミさんだけは「ふっ!これで忘れられる者の辛さが分かったか~!」と言っている。そうですね。すみません。よーくわかりました。

気を取り直してさて、出発!とりあえずセンターに流れ込んだあと「まぁリフト1本ずつ、順番に流して行きますか!」ということになり、まずは第3。きのう行ったことのなかったコースになんとなく流れ込んでみたら、これが気持ちのいい斜度のバーンがカリカリに広がっていた。おがっちがすっごいスピードでぶっ飛ばしていく。今日は私も HEADのインテリジェンスを借りていて、事前に「この板は思いっきりスピード出して、踏んでください」と言われていたので、おがっちを追いかけてみた。うおー、気持ちいい!こんなスピードは久しぶりに出した。おかげで1本滑っただけですでに笑いが止まらない。ヘラヘラ笑いながら第4クワッドに乗車。おがっちはとにかくテンションが高い。バカみたいなスピードでぶっ飛びながらも平気で180なんかを回す。チームのみんなもおがっちのテンションに引っ張られて、どんどんテンションを上げていく。
第4を降りた所で、もう一度希望を取って、今日も猫魔へ流れることになった。今日はきのうネ介くんを落とした迷子ポイントでもう一度人数チェック!よしOK!そうして猫魔に流れ込んで、第8をまたも飛ばしまくり、第9へ。おがっちチームならではの『HEAD専用(?)コース』を探してのクルージングという形だ。
そして第10に流れ込む手前の斜面で「長いけどほとんどトラバースみたいなコースですから」と言った私の言葉に「じゃ、ワン・フットで!」と言うが早いかおがっちとのぶくんとマスミさんが飛び出す。「え!ちょっとー!!平らだけど、えっらい長いですよぉぉ~」という私の言葉はすでに彼らの背中に届かない。確かに平らで特徴ないけど、たぶんたいていの人に言わせればトラバースとは呼ばないそのコースを駆け下りていく彼らを慌てて追いかけた。もちろん私は両足付けで(苦笑)。

途中で1名コース脇に落ちていたが、追いついたらノブくんはやはりワン・フットで、おがっちはさらにその先をやっぱりワン・フットで斜度が 20度、長さが30メートルと思われる急斜面を信じられないスピードで下りていく。うっそ!クールすぎ…。とうとう私はリフト乗り場で止まるまでおがっちに追いつけなかった。あー、やられた。もうホントに笑いは止まらなくなってて、頭のネジは1~2本は飛んでる。すみません。ここで謝っておきます。多分もうこの時点で仕事忘れました。それでも人数は合わせて第10ペアへ。雪がたっぷり積もっていたらいかにも美味しそうな斜面を右に見ながら、一応これで猫魔の端まで来たので、あとはお昼のために戻りながらのコース探索となった。ちなみにHEADのこの板ってどんな感じ?と数人に聞かれたので、参考までにちょっとだけ感想を言うと私の借りた板は急斜面で限界までスピードを出しても板の重さ(自重)を感じず、バタつく感じは一切なかった。なにしろ気持ちいいのはオーリーしたあとの着地で、ビタっと雪面に吸いつく感触は、興味があるなら一度試してみた方がいい。

おがっちチームはこんな感じだったが、簡単ながら他のチームがどこでどんな風に遊んでいたかを一緒にいたスタッフやライダー自身に取材したので、知り得た限りだが紹介しておこう。

☆ハジメ&だいちゃんチーム☆
午前中の短い時間の中で、ハジメくんがオーリーから FS180までの完璧なまでのコーチングをみせてくれた。

どんなことをしたか:まずはフラットバーンでのオーリーの見本を見せ、一人ひとりのオーリーを見てアドバイスし、オーリーの練習方法を伝授。それを踏まえてインディー・パークのキッカーやウェーブでのオーリーの仕方をまた一人ひとりにアドバイス。そしていよいよ FS180。これも見本を見せて、各々にあった練習方法を伝授といった具合に、とてもためになるレッスンだった。また、ハジメくんとだいちゃんのフリーランはゲレンデのすべてを使って遊びまくるというプロらしい滑りも見せてくれ、いっしょに滑った人たちは刺激を受けたのではないかと思う。

☆トオルくんチーム☆
フェイキー滑り、オーリー、 フロントサイド180、バックサイド180、迂回コースでの遊び方などが中心。コース横でのポコジャンなど、とにかくゲレンデの遊び方が楽しかった。

どんなことをしたか:全体的には、ゲレンデを滑りながら遊びまくったという感じ。どんなところでも遊び方があるんだよって感じのコーチングで、遊ぶためにはこれをやっておくといいですよーって感じ。

☆タクミくんチーム☆
ここのチーム、一言でいって、ライバル心バシバシチーム!dmk男子古株メンバーがメインで構成されていて、誰が一番テケテケかを見つけ出す!がテーマだったのかも?

どんなことをしたか:リフトを降りれば「我が先に~」と、ドバ~~とタクミくん先頭に消えていきやがるし、カレー大会集合時間よりパークで勝負だぜ!と、タクミ少年はお兄様にリクエストされるがまま。でも、フリーランを見てほしいなっという初参加のみやちゃんのリクエストにもしっかり答え、プチプライベートレッスンも行われていた。また、ミナミ副店長のモンマさんもこのチーム員となったが、職業柄、みんなのギアのセッティング状態などをチェックしてくれて、気付かなかったバインディングのストラップ調整などを施してくれとてもありがたかった。

☆カンジくんチーム☆
遊んでいた場所はゴンドラを1本、第3を2本、インディ・パークを1本流した。テーマはゲレンデの遊び方と、大回りターンのレッスン。

どんなことをしたか:半分くらいミノルくんに先頭を取ってもらって、ゲレンデ遊びや大回りのターンをしてみんなに真似してもらい、そのあいだにカンジくんが一人ひとりの滑りをチェックして 15分くらいずつのレッスンを2回行った。みんな苦手そうだった深いターンが出来るようになった。教えたポイントは右の肩甲骨を内側に入れて…、脇を閉めて、手のひら外側!

☆フサキチーム☆
初級者のチームだったけど、みんなたくさん上達して、その姿を見て自分もかなり楽しかった!

どんなことをしたか:歌を歌いながらリラックスして滑ったり、初級者だけど片足スケーティングでオーリーをしたり、その他、平らな所でジャンプしたり、よりボードとお友達となれる楽しみながらできる練習をした。

お昼は普段は閉めているというゴンドラ上のウィステリアでカレー ・ パーティをしてもらえることになっている。 こんな普通ではできないちょっと楽しいことができるのもクラブならでは。しかも行ってみてびっくり! なんと ミッチャンのビデオ・チームの仲間であるリスペクトのメンバーがカレーを温めて待っていてくれた! 本当ならクラブスタッフが給仕するか~!と腕まくりの予定だったのに、この素敵な演出はミッチャンからの特別なプレゼント。それにしてもリスペクトのメンバーにカレーを注いでもらうなんて贅沢なことしていいのだろうか ・・・。
ウィステリアからの眺めは猪苗代湖を見下ろすちょっと日本離れした景色で、それを見ながら食べるカレーも最高にウマかった。おかげでとても楽しい雰囲気で、噂のアルツ名物カレーもお腹いっぱい食べることができた。アルツさん、リスペクトのみなさん、ありがとう!

お昼を食べたら午後はいよいよ スペシャル企画!『 dmk インディ ・パーク・ハイジャック 』!? なんと 65名全員でインディ ・パークをジャックしてしまおうという、一般のお客さんにしてみれば「ちょっと何なのあんたら?」的な企画だ。ホントにいいのか?こんなことして・・・。

それでもまぁいざ流れてしまえば結構どうにかなるもので、アイテムを次々に流して行ったり、ひとつのアイテムにこだわってハイクアップしたりして1時間ほど楽しんだ。
凄かったのはライダーたちで、ハジメくんなんかは最初のキッカーでフロント・フリップをメイクしていたし、ボックスでもメロウな技をかまし、NOMISライダー平野創の実力の一端を魅せつけてくれた。やっぱり普段からシモンたちと遊んでいる実力は生半可じゃない。

インディ・パークでの 1時間の短いことといったらなかった。この勢いならここで1日遊んでいられる感じだ。今度はこのパークだけを目当てにアルツに来るのもいい。
2時 30分から閉会式。コーチ一人ひとりから挨拶をもらう。ゆうべ宴会で照れていた彼らも、さすがにプロらしい顔を見せてしっかりした挨拶をくれた。なかには「また来年お願いします」と言ってくれるライダーもいて、こちらとしては嬉しい限りだ。

さぁ、あとはバタバタと帰る準備!お昼の時間が押したので(どこのチームのせいだよ!?(笑))時間がだいぶ押していたが、さすがみんな手際がいい。風呂に速攻で入るツワモノも多い中、予定の4時にはバスに荷物を積み込んでいた。
現地からマイカーで帰るライダーや中部方面へ帰るキャンパーが、かなり長いこと手を振って見送ってくれたあと、帰りのバスこそ本領発揮の宴会号での騒ぎは、眠いキャンパーにはゴメンナサイというくらいの大盛り上がりとなったが(眠かった方、ホントにゴメンナサイ)、その内容は紙面 (?)の都合上割愛させていただく。まぁ話題がオフレコ過ぎて書けないというのもある。そうだな、ひと言でまとめるなら「大人の恋話って怖い~」とだけ・・・。

こうして今年の祭りは大きな大きな幕を下ろした。今回、本当に好意で集まってくれたライダーのみなさんにはこの場を借りて心からお礼を申し上げたい。そしてもちろん祭りを盛り上げてくれたキャンパーのみなさんの心意気には毎度の事ながら頭が下がるばかりだ。
しかし、このように本格的なライダーに数多く手伝っていただいたキャンプは、クラブとしてはほとんど初めてといってよい。それぞれにおいてどこまで満足してもらえたか。正直わからないが、dmkのまた新たな試みが始まったことだけは確かだ。恐らくは笑顔が多かったと思え、でき得るなら、来年のこのキャンプで、またみんなの最高の笑顔が見られればいいと思う。

このキャンプのインフォメーション

日程: 2006年1月21日、22日(1泊2日)*バスは20日深夜出発

キャンプ料金: 貸切バス乗車¥37,800(交通費込み) 自走¥28,800
<宿代(1泊2日2食)リフト代(2日券)ランチ代(2日分)宴会代込み>

ツアー参加人数: 55名

開催ゲレンデ: アルツ磐梯 http://www.alts.co.jp/
宿泊施設: ロッジ&セミナーアルツ (朝食夕食は食べ放題形式でかなりウマイ!)

コーチ: 飯田フサキ、橋本ミッチャン、田島カンジ先生、トオル、ハジメ、タクミ、だいちゃん、アサちゃん
同行スタッフ: ムラッチョ、アヤ、ミノル、モリッペ、ケイ、マスミ、アキ、リュウ(特別司会担当)
スペシャルゲスト:マツモトワックスレンジャー
HEAD試乗会担当:オガッチ(小形谷 明)
その他:ミナミ・スパッチオ店副店長の門馬さん、SMITHからも深山さん、山内さん

協力会社スポンサー関係: アルツ磐梯、CCC Desighn & HAZAKプロテクター、RONIN RIDING MANIA 、ミナミ、nomis 、HEAD 、Snoman 、SMITH 、マツモトワックス、クリプトン、FLUX 、Human、afetr cover

ツアー参加者の声

カジ
dmk祭りに参加された皆様、お疲れ様でした。
ものすごく楽しいキャンプでした。
天気が良くて最高の景色を堪能できたのも良かったです。
豪華なコーチ陣に教えてもらい、ちょっと上達したと思ってます。
アルツのカレーはおいしかったです。
試乗したHEADの板は、滑りが上達した気分を味わえました。道具は大事ですね。
なにもかも最高のツアーでした。

72

Campに参加した皆様ホントお疲れ様です。
天気も2日間ともあんなにも晴れるとは思ってなくって、、ゴーグル焼けがくっきりと顔についちゃいました。
ヘッドの板も試乗できて満足です。
おがっちぃ、、板・ビンディングの準備等々ありがとうございました。
乗った感じ、滑り巣やすかったしマジ欲しくなっちゃいました。
普段147なのに試乗したのは154!違和感なく乗れちゃったのにはびっくりです。
もっと時間があれば、いろんなライダーさんと滑りたかったッすね~。『フサキさんの滑りが祭で見れるッ!』なんて思って参加したけど、結局見れなかったのはチョイ残念です。
ハジメ先生&あさちゃん&とおる先生!
時間があればもっとボックス教えてもらいたかった。
最後の最後に少しだけしかできなかったしぃ。また機会があったら教えて下さいね。
帰りのバスもかなり爆笑の渦で…楽しませて頂きましたッ。
話のネタはつきませんね。きっと疲れて寝ていた人もいたでしょぅ、、、うるさかったですよね??大丈夫でしたか?

タケシ
今回のキャンプは HEAD Intelligence の試乗からはじまり、
みっちゃんのかっ飛びフリーランを追いかけたり、
搬機の下でパウダーたべちゃったツ○ーラン…
(思わずそのときはウォゥ!と声あげながら滑ってましたw)
カンジさんによる、やりやすいオーリー溜め姿勢やターン講座も参考になりました。
あとは実践あるのみ…
そして最後の締めはインディパークでキッカー&レール初体験&初成功!
コンディションのよいアルツにて、色々と新しいことに挑戦できました。
また、宴会では(わたきちキャンプ初参加以来じゃんけん全敗ながら)
クジ引きでバッグをゲットできたのはとても嬉しかったです。

智恵蔵
1日目同じチームだったみんなどうもありがとう。
また一緒に滑りたいからメルアド聞きたかったんだけどぉ
照れ屋なので聞きそびれてしまいました。いつかどこかで!
アルツキャンプはとても充実していましたネ。
みっちゃんと一緒に滑れたこと、カンジ先生に切れ上がるターンを教えてもらって目からウロコだったこと、たくみ君が下からそっとターンを見てくれてアドバイスしてくれたこと・・・etc。
そしてインディークでは、キッカーに挑戦出来たし楽しかったです。
夜は夜で、Rさんの『有楽町ガード下トーク』炸裂で、みんなの恋話も楽しかったデス。
しゃべりキャンプがあったらコーチ第一希望に指名しますよ、Rさん!!(笑)
そしてアルツの鈴木さん、感謝感謝でおでこが地面に着きそうですっ。大変お世話になりました。

ゆうじ
とにかくすっげー楽しかったです!
まず初日のみっちゃんとカンジ先生に教えてもらったことは、ホント大事にして頑張りたいって思ってます。
特にカンジ手、大事っす。
一緒に滑ってくれた皆さんにも感謝です!
ぜひまた一緒に滑ってください!
ホント周りで一緒に滑ってくれる人が少なくて寂しい思いをしてたもんで、ボード始めてからこんなにテンション上がったの初めてかもしんない。自分のアルツ経験の中でも最高の天気だったってこともあるし。
HEADの板使ってたので、今回の試乗もすごく嬉しかったです。結局2日間連続で試させてもらいました。
板もすげー良かったけど、それを越える、おがっちのキャラがもっとすごかったけど(笑
あと夜のお楽しみも最高でした。めっちゃツボです、あのノリ。
平井からバスに乗って正解でした。
で、やっぱりエメラルドグリーンのウェアにした方がいいすか?(笑>ますみさん
最後にスタッフの皆さん、楽しい空間を提供していただき有難うございます。
またぜひ参加したいと思います。

●お馴染みケイ・カメラマンが撮影した写真は以下に。ダウンロードして記念に持っておこうね!
http://www.yukinchu.com/dmk/05-06/20060121alts/

 

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