遂に実現!DMK CLUB 光ヶ原CATTツアー

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DMK CLUB 25周年にして、遂に決まったこの企画、CATツアー。
ようは、圧雪するようなキャットで、バックカントリーのエリアをアクセスしてもらい、パウダー・ランをいただこう、というもの。
そんな夢の企画。果たしてどんな旅になったのか!

レポート:ますみ

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最近バックカントリーが盛り上がってきているみたい。そんな話をよく聞くようになってきたけど、私自身はやはり山はとっても怖いところってイメージ。夏には登山もするけど、少しでも道に迷った経験がある方なら、あの背中が寒くなる思いは共感できるはず。過度に恐怖心を持つこともないとは思うけど、やっぱり怖いなぁ。

そんな中でも色々なムービーから入ってくる美しい風景やファーストトラック。舞い上がる真っ白なパウダーには同じスノーボードをやっている身としては魅力を感じない訳はない。つうか羨ましいぞ。

より安全に美味しい思いを出来ることはないのか?遇者の考えではあるが、まずは安全に体験できないものか?と思案していた時に今回のツアーの話が舞い込んで来た。

ハイクの必要もなく、CAT(雪上車)に乗ってパウダーをいただける?そりゃ願ったりだけど、安全は?なに?ガイドがしっかり付いている?し、しかも、もしかしたら、タイミングが良ければ竹内正則さん、そう日本のスノーボードの歴史には欠かすことの出来ないレジェンドでもある竹内マサさんがガイドに付いてくれるというのだ!なんだそりゃ!野球で言うと王さん長嶋さんが現れるってことだぞ。

今回のツアーは「First Track Service」という新潟県の光ヶ原を専門にツアーを行うところに完全にお任せをしました。やはり餅は餅屋ということで、CATの定員一杯までDMKのメンバーで貸し切ってしまおう!という企画です。気心の知れた仲間なら初めての体験も心強いよね。

「FTS〈ファースト・トラック・サービス〉CATツアーは、荘厳な大自然が広がる光ヶ原高原のバックカントリーにて、ツーリストを最新装備のCATでドロップポイントまで搬送し、圧雪されていない自然の地形をスノーボード、スキーで滑走する醍醐味を味わって頂けるツアーです。1日の滑走本数は5~7本で、合計バーティカル(標高差)は約2000メートmと国内最大級のCATツアーであり、ツーリストの安全を配慮した経験豊富なプロフェッショナルのガイドが共にご案内いたします。また昼食時には美しい大自然の景観と共に、暖炉を囲んでの暖かいランチをお楽しみいただけます。是非、極上のパウダースノーにファーストトラックを刻む感動をご体験ください。」

このツアーの告知はDMK史上最速ではなかろうかの2015/5/21。人によってはまだシーズンも終わっていないその時期に募集開始。とにかく貸切をしたい!という確固たる意思のもと、あっという間にスタッフ、メンバー含めて14名の定員は満員御礼。さあ、あとはツアーまでどう過ごすか。

ここまでまるでパラダイスに簡単に行けるみたいな文章を書き綴って参りましたが、First Track ServiceのHPにはこんな文章が。

・斜度30度程度、600メートル程のノートラック斜面、深いパウダー、ツリーラン、凹凸ありのコンディションで確実に転ばずにコントロールしながら滑れるという方

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

か、確実に??そ、そんな人、いるの?

きっとこの文言で参加者の大多数がキ○タマが引き締まる思いをしたはずです。

このツアーに向けてパウダーボードを用意した方も、滑り込みをみっちりされた方も。参加するメンバーが今シーズンのメインにこのツアーを!と意気込む声もバッチリ聞こえてきてましたよ。そりゃそうです。価格だって決して安くはない(1日5~7本で39,800円)わけだし、天候はわからないけど、自分自分のコンディションは最高にしていきたいもんね~。刺激が最高のモチベーションになってますね。

そんな中で迎えた当日。2016/2/6土曜日。

集合場所の「神の宮温泉 かわら亭」についたメンバーはいつもと変わらず気楽な感じでほのぼの~としていましたが、バスに乗って、CATの駐機場まで移動して、降りたあたりから緊張の色が徐々に・・・

そんな中でピッカピカのCATを目の前に男子は大興奮。大きい!キャタピラ!赤い!男の子の血が騒ぐ。凄いなぁ。そしてガイドは・・・・

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ワオ!やったぁ!マサさん!マサさんだ!雑誌でしかお目にかかったことのないあのレジェンドが目の前に。しかもAK457 TEAM RIDERの星野 俊輔さんとマサさんの息子さんのハルキくんもご同行。ビーコンを配るハルキくん。一人前のガイドです。

レジェンドの登場にぽ~となりつつも、ココからは気を引き締めなければいけません。みんなで集まってミーティング。ビーコンの動作確認も確実に。ビーコンを着用することで、この機械が必要なところ=危険の可能性のある場所に行くのだと意識し緊張する。

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それでもガイドのいうことを聞いていれば行く先の不安がない。モチロン自然のなかで滑るのだから自己責任と能力は必要だけど、やはり知らない土地では最大の安心材料だ。

まだ真新しいCATに乗り込む。荷物を含めるとかなり狭い感じもするけど初めての体験でワクワク。ディーゼルエンジンの少し大きめな音とともにクローラーが回り始める。その力強い動きで雪の上を我が物顔のように走り出す。こんなスピードでハイクアップなんて無理だなぁ、なんて思いを笑い飛ばす勢いでぐんぐんピークに向かってCATは走りだした。

大した時間走っているわけではないのだけれど、天候は目まぐるしく変化する。雪が降ったかと思えば晴れ間が出たり。山の天気は変わりやすいってほんとだなぁ。

大体1時間弱登ってクラクションが鳴った。これから滑り出しの合図だ。

まず降りたらこれから滑るラインの概要と注意点の説明。この流れは毎回行われる重要な時間。流石に聞き逃したらやばいので真剣に自分の中で噛み砕きながら聞き入る。はじめはCATの通り道(CATロード)をポイントまで移動。ガタガタの上に硬くて滑りにくい。

まずは長野側からのスタート。マサさんを先頭に適度な距離感で滑っていく。
そしてマサさんが止まった。ここから降りますって所を見ると斜度は大したことないけど結構タイトなツリー。正直に申します。え~イキナリ~と思いましたよ。

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そしてその後はもう、あれです。死屍累々。ツリーの所々に埋まるメンバーたちを避けるのが大変。あれはきっとマサさん流のウチラのレベルの測定ではないかと。だとしたら、みんなでテケテケでしたね。

やはりこんなCATツアーまでも暖冬の影響はかなり有りました。雪も湿って重く自分の思うようなターンをすることが出来ず身の程を知る結果になりました。自然と喧嘩せずに対話するような滑り。そんな自分になりたいものです。

滑り降りたところにはCATが待っていて、また次のポイントへ。ポイントを移動するごとに重い雪にも慣れてきて、楽しさもぐんっとアップしてくる。斜面の上からはみんなでどんなラインを攻めようか、あっちのほうが面白そうだとか新しいおもちゃを目の前にした子供のようにワイワイ。危険なポイントは教えて貰っているから、それ以外は自由。創造力が掻き立てられます。

長野側を数本滑った後新潟側に移動。長野側が重かったからなぁ~どうかな?と思ったけど、おお!雪が軽い!素晴らしいではないですか。

軽い雪と適度な斜度、そしてノートラック。もう叫びますよ。叫ばずにいられますか!マサさんに「いい叫び声だね~」って褒められ?ました。アドレナリンがもうMAXです。

ゲレンデみたいに何度もチャレンジ出来るわけではない分、成功した時の喜びはもう最高ですよ。たとえそれが一本だけだったとしても、自分の中で最高の一本であったならば、このツアーの虜になるのではないのでしょうか。

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昼食は山小屋でイタリアンサンドイッチの美味しいケータリング。暖かな部屋の中で緊張からの弛緩。暖かな飲み物もいただき、しばし緩やかなひととき。

この後も新潟側を数回楽しみました。雪もだんだん強くなってきて視界も悪くなってくると、午前中滑ったはずのラインでも初めて滑ったような感覚。ああ、天候が違うとこうも見え方が変わるのだ。本当にしっかりとした経験を積まなければ今の自分では簡単に遭難してしまう。ガイドがいることの安心感とともに自分の知識と経験の少なさに怖くなった。

最後は雪が多い時ならばフカフカの斜面を駐機場まで滑り降りることが出来るみたいだけど、今回は長々とCATロードを行くことに。クローラーの作る深くて硬い溝の上をボコボコと滑っていくのは正直つらい!最後の苦行です。そりゃ足がパンパンになったとさ。

無事に滑り降りた開放感と疲労感で少しハイテンション。レジェンドマサさんにみんな群がりサイン&写真攻め。そう、スノーボーダーにとってマサさんは正にアイドルなのです。最後は暖かな雰囲気のなか笑顔で集合写真を撮って終了~。

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とっても貴重な体験でした。そして来年こそは!半端ないファーストトラックをいただくべくリベンジだ!絶対やるぞ~~~!

 

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