DMKスノーボードクラブ創立25年記念!帰ってきたDr.ビーバーキャンプ

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1990年代初期に始まった日本最古の(?)、スノーボード・クラブ、DMK SNOWBOARD CLUB。
このクラブをきっかけにプロ・スノーボーダーになった者、このクラブをきっかけにカップル誕生し結婚をした方たち。そして、このクラブをきっかけに日本全国にスノーボードの仲間を作った方々など。
僕たちは、25年間、陰ながらそんなドラマを支えて来ました。
そんな節目に、今回の野沢キャンプ!
DMK創立者フサキと共にスノーボーディングの「学び」と「楽しさ」を味わうひと時。
妻にしたいナンバー1(DMK調べ)の五輪アスリート志保ちゃんが華を添えて、25周年キャンプが行われました!
レポートは、ここ最近、ますますDMK CLUBで活躍ぶりが広がるマスミ部長です!!

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DMKスノーボードクラブの発足は今より25年前。25年前といえばバブルが始める前の最後の年。当時ディスコのジュリアナ東京がオープンし、景気の良さを甘受しようとまだ人々が眼の色を変えていた頃。スキーと違った新しさに興味を惹かれた若者達が始めたのがこのクラブ。その時代、意外とナンパな理由でスノーボードを始めた若者は多かった。景気も良かったし、道具も飛ぶように売れた。

はい、そんな時代からなんとなく続いていたDMKスノーボードクラブ。そんなクラブの25年間をもちろんスノーボードで祝おうと集まったのが今回の企画。

開催したのは2月20日から二日間。野沢温泉スキー場で行いました。

今年の合言葉「温暖小雪」モチロン今回もバッチリです。そんなの当たり前になってきて逆に不整地のレベルが上った年になること確定です。

豪雪で名を馳せた今回の開催地野沢温泉も例年の景色を疑うほどの小雪。でもね、そこは大きいゲレンデだけに逃げどころもあるわけです。

小雪だろうがコーチの質は変わりません。いや、むしろ雪の条件の変化が激しいだけにコーチの臨機応変な対応が必要。いやがおうにも質が際立ちます。

今回のコーチは2名。DMKといえばこの男。飯田房貴。昨年スノーボードを始めてから30年を迎え、カナダで常時インストラクターを務めているそのレッスンは毎年パワーアップ。大きな山ウィスラーで鍛え上げられたその対応力はどんな雪質だろうが大丈夫。

そして、もう一人は「嫁にしたいスノーボーダーNO.1」(注:DMKスノーボードクラブ調べ)。優しい風貌なれどそのスタイルはガッツリ。スノーボードハーフパイプオリンピック出場の経験に裏付けされた滑走能力と、それを楽しく参加者のレベルに合わせてレッスンできる知性。

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まさに盤石の体制で開催した今回のキャンプ。参加者がレベルアップしないわけがない。
キャンプに参加してくれたのは21名。色々なスタイルに対応すべく、「ガンガン滑りたい!」チームと「ガッツリレッスンを受けたい!」チームの2つに分けてキャンプをスタート。

キャンプに来たのにただ一緒に滑るだけ?いえいえ、高いレベルにあるライダーと一緒に滑ると色々なことに気づくことが多いのです。地形の楽しみ方や斜度に合わせた身体の使い方を後ろに付いて滑ることでリアルタイムで見ることが出来るのです。モチロン難しそうなところではその場でレッスンもしてもらえました。

ガッツリレッスンチームは次々とお題を出してもらい、レッスンを繋ぎながら滑り降りていく。学び好きにはたまらない充実の時間。基本的な滑りの見直しから最近流行りのリバースターンまで一人づつコーチが見守っていてくれるから苦手なこともチャレンジできちゃいます。

どちらも共通していたのが「楽しい!」ということ。コーチが率先して楽しみながら滑る。成功した時には最高に楽しいし、失敗してもみんなで笑い合って楽しい。チャレンジしたことが楽しい。

集合は野沢温泉スキー場柄沢ゲレンデにほど近い「いなかの宿さわ」。宿泊予定でもあるこの宿のご好意でお部屋での着替えができました。ありがとうございました。

みんなで歩いて柄沢ゲレンデに集合したら開会式。各コーチの紹介から、初参加者の紹介や今日のスケジュール、注意点などを説明してスタート!連絡リフトから長坂ゲレンデに滑り降り、長坂ゴンドラ山麓駅に到着。まずは雪質の期待できるやまびこエリアを目指し上までGO!レポーターは初日、フサキさんに付いていくことに。

午前中はガッツリレッスンチームを指導。いつもバフバフのやまびこコースも今年は綺麗な圧雪バーンでした。まさにレッスンするにはちょうどいい感じ。まれに鬼のようなハードパックもあったけど、そんなところも先行動作の使い方のレッスンでより安全にスピードコントロール。

元々飯田房貴という人物はハウツーにかけては独自のメソッドがある。日本のアルペンチックな滑り方も若干残しつつも、カナディアンのガッツリ横乗りなスタイルを取り入れ、かつこれは飯田房貴の性格でもある「楽しみたい!」を加味した結果、決して難しくはないけれど、他のマネではない独特なスタイルのレッスン。特に最近はウィスラーという世界的なスノーリゾートでインストラクターをしているだけあって、より汎用性が高まって誰もがどんなレベルでも楽しめるレッスンへと昇華している。

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そんなレッスンをしながらあっという間に午前中は終了する。

昼食はレストハウスやまびこ。野沢温泉スキー場では一番有名なレストハウスはモチロン大混雑~。食事しているスグそばで順番待ちの人々が・・・。でも一度は野沢菜ステーキライスを食べて置きたかった!おいしゅうございました。

ちょっと時間かかってしまったけど昼食も終了。午前と午後でコーチを交代。各コーチの特色を活かして基礎の応用やハーフパイプにもチャレンジ。色々な楽しさをコーチから受け取ったのではないでしょうか。

午後はガンガン滑るチーム。やまびこエリアから上の平エリアにかけて固くなって来たので、気温が高めでシャバ雪を期待できるところまで降りることに。こんな時に大きなゲレンデは助かります。ボコボコでブッシュも出ているシュナイダーコースもガンガン滑るチームの本領発揮とばかりにガンガン滑り降りる!ボッコボコの不整地だけど決して硬くはないので息を弾ませながらも楽しく滑ることが出来たね。「こんなのカナダじゃ当たり前だよ~」なんて言いながらザンザン滑り行く姿にあらためて惚れなおす。

そんな中でひときわ楽しい滑りをしていたのが、今回スポット参加してくれたSANDBOXのライダーの梅原颯太くん。プロ戦にも出場するバリバリの現役でしかもまだ中学二年生!そのライディングスタイルは若さピチピチ!と思いきや、ものすごくスタイリッシュ。気持ちよさそうなフリーランから基本的な上手さを感じることができて楽しい。バッチリ画像も残しちゃうあたりがプロの仕事ですね。

平均年齢41歳の今回のキャンプですが、若いエキスを頂いて負けじとチャレンジしちゃいますよ~。

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こんな親子のような状況でも同じスノーボードを楽しむ仲間。互いに力を共有できたのではないのでしょうか。

日影エリアまで降りてきたら雪は緩んできてとても滑りやすいシャバ雪。しばらくこのエリアを楽しみました。

宿に行くには長坂エリアの駐車場付近が下り坂で最適。そこを目指して移動。途中のスカイラインコースは出だしがかなりのハードパックだったけどなんとか無事に宿に到着。

宿についたらお風呂だ!残念ながら宿のお風呂は小さめだったので、せっかくなので近くにあるスパリーナの大きなお風呂を利用しよう!気持ちよかったね。

食事を頂いた後はムービークリニック&プレゼント大会。最高に盛り上がって脱線しちゃうこともあって時間も押しちゃったけど、楽しい時間と素敵な商品を持ち帰ることができたのではないのでしょうか。

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二日目はヘタすれば雨?なんて予報だったけど、時より雪が舞い降りる天気。
嬉しいことに丸沼キャンプでもサポートしてくれたヒューマンアカデミーの学生の岡真衣と先崎紘夢がガイドとして参戦!ヒューマンアカデミーの冬期実習の場所は野沢温泉スキー場なので適材適所な二人なのです。

まずはゴンドラに乗って上を目指しましょう。二日目は志保ちゃんチームへ帯同。

午前中はガンガン滑るチーム。朝一の上の平エリアはびっくりするぐらいのアイスバーンと霧。かなり慎重に滑りながらも身体をほぐしながら無事滑り降りる。

こりゃここから上部はかなり硬そうなので下を目指そう!朝とは逆!
そそっと移動すると、やはりスグに雪の変化があってエッジが噛みやすくなってくる。
シャバだけど汚れていないから少しパウダーのような軽さのあるエッジ感覚は春特有で楽しい。小雪なりの楽しみ。これがあるから雪山は面白い。

しばらくは昼食の予定のユートピア付近にあるチャレンジペアを流す。オリンピックに出たライダーに向かって失礼なのはわかるけど、やはりあのスリムな身体からは想像できないぐらい力強くて早い。ガンガン滑るチームという趣旨をしっかり理解してくれて先頭切って心地よいスピード感をリード。所々でその状況に応じた滑り方を伝え、スグに実践。めんどくさいことは抜きでまずは一緒に滑る雰囲気を維持しながらのレッスンは見事。そんな中でローカルならではのヒューマンズのパウダー探索能力も合致してこの午前中は小雪とは思えないぐらいの楽しいラインを刻むことができた。一緒じゃなかったらあの前半ガリガリコブコブのチャレンジ39°の壁は絶対いかなかったよ。

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昼食は前日の猛混雑の反省を活かし、キャンパーノギーのオススメのユートピア。前日の混み方から開放されたこのレストランは正にユートピア。空いているからといって味に問題は全くナシ。フリーの野沢菜とキムチも嬉しかった~。

曇っていた天候もドンドン良くなっていき、日差しも出てきて正に春の様相。せっかくなので集合写真も撮りましょう。

午後の志保ちゃんはガッツリレッスンチーム。メインを日影ゲレンデに定めて、そりゃもうガッツリレッスンです。大回りのターンや斜滑降からのオープン180、ブラインド180。リフトまで最低5回は180~!なんてちょっとスパルタンな指示もあの綺麗な口から出てくるのであれば喜んで従っちゃいます。シャバ雪なので飛ぶこと自体への恐怖心が和らいでいるからこのタイミングでのこのレッスン。さすがええ嫁や。この後もトレインをしたり次々と止まらないレッスンにこりゃまた大満足だったことでしょう。

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しかしこのキャンプ最大の難関は最後に待っていた。前日もかなりのハードパックだったスカイラインコースがとんでもないことに。正にガラス板の上を滑るかのようなぴっかぴかでフラットなバーンになっていました。何でしょう、もうこれは雪ではなく、もの凄く長く斜度変化のあるボックス?そう思いはじめてからは急に楽しくなってボードスライドとかやって楽しんじゃいました。さすがのフサキさんもこんなの初めて~状態だったみたいです。

そんなエクストリームなコースを滑りながらもなんとかけが人もなく終了~。全員が宿に到着した時点で前日には間に合わなかったマツモトワックスさんより届いた協賛品のブラシ専用のワックスをプレゼント~。シーズンオフも頑張れ!からの閉会式~。

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たっぷり滑った疲労感。楽しかった時間が終わる喪失感。無事滑り終えた安堵感。新しいことができた達成感。できなかった悔しさ。仲間と滑り楽しさを共感できた一体感。色んな感覚を合わせながらも楽しい温かい雰囲気でコーチの話をみんなで噛みしめる。

コーチ、スタッフがまず楽しい事をしたい!その楽しさをいろんな人と共有したい!このクラブが25年も続けて来れたのも色々な人の「楽しい」があったから。上手くなるために煮詰まったり、迷ったりした人は多いと思う。まるで修行の様にストイックになる時もある。色々なことがある中で、原点はやはり「楽しい」ことをしたい。年齢を重ねるごとに滑りに行く仲間はどんどん減っていく。そんな中でお互いを尊重しあえる仲間がここにいる。だからこそ続けていく意味もある。25年の歴史の重みを感じつつもこの思いに賛同してくれる最高の仲間とともに歩んでいける~!やった!みんなありがとう!!!

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協賛
シンハービール(SINGHA BEER)
WestBeach、AWSM、LANDING、BURNSTREET、transformgroves、Hydroponic
マツモトワックス

 

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