マンスリーアーカイブ 8月 2015

ガンになるものか!手術報告した上田ユキエの気持ち

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  先日、ブログを拝見して、手術を受けたと聞いて驚きました。 だけど、DMKのアップの仕方に問題があり読者の方からお叱りを受けました。「癌であるような書き方、センセーショナルなタイトルで煽るのは、良くない」と。 そこで、しっかり事実をお伝えしていきたいと思ったのですが、まずは今回、手術をした経緯を教えてもらえますか? ご心配おかけしちゃいました。私自身、伝えたいメッセージだったので少し衝撃的な書き方しちゃったので、みなさんに必要以上なご心配をかけてしまったことを申し訳なく思ってます。そしてこんなに反響があると思わなくて・・・。でも、告白したことを良かったとも思っています。 実際ブログを見た方の中に、現在治療中の方も、大切な人を亡くされた方も、また私の友人でも同じ手術を受けていた方もいました。誰かに勇気やキッカケを与えられたらと思っていたのに、むしろ私が勇気をもらいました。 なかなか言えないことでもあるんだと思います。人それぞれいろんな考え方があるので伝えることが正しいとは思いません。 でも私は言おうと思いました。タイミング的に見計らわなくてはなりませんでしたが、きちんと伝えることがこの出来事を意味のあることにする一つの方法だと考えました。 同じ病気に対する検査の大切さだけでなく、自分に起こるハプニングを不幸と思わず乗り越えて行こうよとメッセージを送りたかったんです。 私に起きた怪我も病気も、決して特別なものではありません。スノーボードをしていたってしていなくたって起こりうることです。そしてもっと辛い経験をされている方もたくさんいるんです。 なぜ自分に?と不幸に受け取れば悲しくなる。 でも全てのことに意味があり、また意味のあることにしていければ自分の人生の糧になると思うんです。 それはすべて、自分の受け止め方次第なんだろうと思います。 私自身も、いろんな人の言葉や励ましでそう思うことができるようになったりしています。だから伝えることで誰かの心に響くかもしれないと前向きに考えました。   なるほど。実際、今回の報告で多くの人に伝わったということ、あったと思います。 考えてみればこうした行動を起こしたことには、私が今まで出会った人からの影響も大きいんだと思います。私のスポンサーでもあるネイルサロン渋谷コラゾンのオーナー女性はご自身が乳がんの手術をしたことで乳がんを予防する活動をされています。ふたりの子供を女手一つで育てていて、どれほど大変だったかと心に響きました。そして今もすごく綺麗で輝いていてかっこいいんです。ああ、かっこいいな、強いなって憧れました。 私の中にはどこかでその方の行動にも影響されていたものがあると思います。そして、死を意識したときに、死を恐れるより生きることの大切さを大事にしようと思えたこと。それは昨シーズンに起きたスノーボードの事故により、私はこの先スノーボードの楽しさをどう伝えていったらいんだろうと悩んだ時にいただいた言葉でした。そうしたいろんな物事が今の私が伝えていることにつながっているんです。 もう少し、手術に至った過程を説明してもらってもいいですか? 私は毎年日本に帰るたびにガン検診を受けていました。言葉の面でも安心感があってそうしてきたのですが、今はアメリカが拠点なのでアメリカで受けてみようと思ったんです。そして発覚した異常。その先は日本とアメリカで治療方法の違いはあると思います。日本だったらまだ手術しなかったのかもしれない。でもそれらもすべて把握した上で、アメリカでの手術を選びました。その手術はさらなる検査も兼ねていたので、手術後も安心はしていませんでしたが、異常発覚からの数ヶ月で心の整理ができていった気がします。だから何があっても受け入れようと覚悟はしていました。 結果、悪い細胞は取り切れたという状況です。でもまた2ヶ月後に再検査して、今後も検査は続きます。 2か月後に再検査ということで、ちょっぴり心配もありますが、悪い細胞は取れたということで安心しました。 でも、全身麻酔の手術を受けたということで、その後のリカバリーに時間が掛かるかな?と思ったのですが、ブログを拝見するとその後もユキエちゃんらしく精力的な活動していますね。身体の方は、大丈夫だったのですか? 昨年の夏、膝の手術をした時は、全身麻酔から目覚めたら足が動かなくなっていたので(苦笑)。 今回はそれに比べると全然ラクでした。といっても日本で同じ手術をした友達は5日間入院したと言っていて、私は半日で帰ってきたのでちょっと怖かったです。 海外って驚くほど、早く病院から出されるんだよね。だいたい子供産む時だって、一泊とかぐらいだし(笑)。 そうなんです(笑)。年齢もあるしあんまり無茶はしないようにしていましたが、大丈夫な範囲ですぐにホットヨガなども再開しました。 そこからの私のやってきたことと言ったら!!(笑) それはこれからブログに書きます。 それもみんなに伝えたいことです。手術の結果がわからない期間も、精力的に動きました。生きていること、毎日を過ごせることが大切で大切で。何を生き急いでいるのか?っていうくらい(苦笑) だけど、私にとっては挑戦できる毎日が嬉しくてたまらないんです。だっていろんなことができるんですから。躊躇している暇なんかないです。 凄い!相変わらず全速力だ(笑)。 現在、ユキエちゃんはアメリカに住み、ママ・プロライダーとして活躍していますが、具体的にはどんな活動をしているのですか? メインスポンサーK2のアメリカでの活動にも参加しています。 日常的には子供がプリスクールに通い始め、自分の膝の怪我も落ち着いてきたのでまた新たなビジネスをスタートしました。 CALI LIFE CAMPは、日本のスケーターやスノーボーダーの子供たちを中心に、アメリカを経験して視野と可能性を広げていってもらえるようにと企画運営しています。 カリフォルニアに住んでいるからこそ見せられること。日本とつなげられることを形にしていきたいと思っています。 また日本ではリルキッズママというプロジェクトで、母になった女性たちが子供と一緒にまた雪山へ戻ってきてもらえるように、私たちのやっていることをシェアしています。 アメリカでは日本人向けのメディアでリポーターを務めたり、最近は資格を取って新しい世界で挑戦中です!それはまた後々ブログで(笑)。 CALI LIFE CAMP LADY'S  http://snowbum.jp/tour/calilife_ladys.html リルキッズ&ママ http://www.lilroom.com   日本で初めてのガールズクルー、LILの立ち上げ。田中幸、水田真衣子をいち早く世に出したのもユキエちゃん。かつては、ボード・ブランドVERSE VIVIAも発足させて、まさに辣腕プロデューサーぶりですが、今後の上田ユキエはどんな活動をしていくのですか? やり手だと言ってもらえるのは大変嬉しいのですが(笑)。 私は100個の挑戦をして、ひとつでも叶えばラッキーと思ってやっています。実際ボツった企画も形にならなかったことも失敗も数え切れません。諦めずにやっていたらいつか身を結ぶものもあります。 成功したことを見てもらえることがほとんどなのですが、むしろその裏の失敗談などを知ってもらえたらある意味もっと凄いと思ってもらえるかも?(笑) 私は、成功なんかよりもその陰にあった経験の方がずっとずっと自分にとって大切なものになっているなと思っています。だから失敗には大きな意味があるんです。そういうことを伝えていけるような人間になりたいなと思っています。 私が自分で歩いてきた道をこれからの若い子たちにつなげられるような活動が出来たら、本当に嬉しいですね。 そして同世代や女性たちにも、もっとやろうよって励まして刺激できるような自分でいたいです。 心配で始まったこのインタビューですが、逆にパワーをいただいちゃいました(笑)。 久しぶりにユキエちゃんのインタビューができて良かった。今日は、ありがとう! こちらこそ!! みなさん、広いアメリカにも遊びに来てください! 素晴らしい景色を見たり新しい経験をして、生きている間にいっぱい感動しましょう♪ 上田ユキエ オフィシャル・ブログ http://ameblo.jp/yukie-ueda/  

【動画】片山来夢が初優勝!W杯ハイライト

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  片山来夢(かたやま・らいぶ)が初優勝したW杯ハイライト動画、FIS Snowboardingからアップされた。 男子トップ3ランに加えて、ライブのインタビューも紹介している。 早速、チェックしよう!!(画像クリックで動画ページへ) The Japanese claims his maiden success by emerging from relative obscurity to steal gold from a world-class field. Snowboard is one of the six...

星野文香がSALOMONへ電撃移籍!!

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  これは驚いた!春までRoxyに乗っていた文香がSALOMONへ電撃移籍した!! 以下、自身のFacebookで公表したご報告文。 【ご報告】 I joined SALOMON. この度、星野文香はSALOMON(サロモンスノーボード)へ移籍しました。 10歳の時、初めて乗った水色のスノーボードはSALOMONでした。25歳の今、乗っているスノーボードは黒のSALOMONです。今まで学んだ事、感じた事を活かし、10歳の頃の気持ちを忘れずにサロモンライダーとして精進していきます。 移籍するにあたって改めて沢山の人が応援してくれていて、沢山の人に支えられいる事に気付きました。私が進化する事によってありがとうを伝えていきます。 これからも応援よろしくお願い致します! http://www.salomon.co.jp/snowboard 星野文香  

Winter Games NZ ビッグエアーで日本人が独占!

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  ワールドカップとして平行して行われたWinter Games NZ ビッグエアー大会で、日本人が独占! 男子出場は6名予定していたが、なんと日本人選手3名を残してキャンセル。 結局、角野友基、稲村奎汰、脇田朋基の3人で争い、3本中2つのランをメイクした稲村奎汰が優勝した。 また、角野友基は新技、フロントサイド・トリプルコーク1440をメイクすることに成功!!2位に入った。 女子も出場を予定していた選手がキャンセルし、鬼塚雅、佐藤夏生、広野あさみの3名で争われ鬼塚雅が優勝。2位には佐藤夏生が入った。  

W杯NZ大会ハーフパイプで日本人選手大活躍!!

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  ニュージーランドのカドローナで行われたワールドカップは、まさにジャパン・フィーバー。日本人選手が大活躍!! 女子で大江光2位! 男子では、平岡卓が2位、青野令5位、今井郁海6位!そして片山來夢はワールドカップ初優勝を成し遂げた! (日本チームの団結力の元、ライブがW杯初優勝の快挙!!) 大江光は、一本目から絶好調だった。 女子では、誰よりもスタイリッシュの決めるトリック。 優勝こそ中国の蔡雪桐(CAI Xuetong)に奪われたが、フロントサイド720、最後のランではスイッチからのアンダーフリップも決めて、縦横トリックでバリエーションをうまく見せた。 もし、優勝候補のケリー・クラークが本来の実力通り3本中、1本でも決めることができていたら2位は難しかったかもしれない。それでも、大江のスタイルは、女子の中では抜群で将来の成長を感じさせるのには充分。 今後は900も繰り出して、さらなる上昇を期待したい。 女子で3位に入ったフランスのソフィー・ロドリゲスは、女子では唯一のバックサイド900を決めている。 通常、900はトゥサイドで蹴れるフロントサイドの方がやり易く、ヒールから抜けるバックサイド900はひじょうに難しいトリック。 それだけに今回、女子の中では最も光っていたトリックだった。 結果だけ見れば、日本人男子で一番下となってしまったのが、今井郁海だが特に1本目、1080コンボやダブルコークを加えたランはひじょうに迫力あった。今回は6位という結果だったが、次回はやってくれそうな予感。 青野令は、すべてのランが不完全燃焼だったように見えた。 1本目のフロントサイド1080、キャブ1080を織り交ぜながら、うまくまとめたが最後の方で着地がボトムに流れてしまい、本来ならもっと高難度のトリックを決めれるように見えた。 2本目の失敗ランの後、3本目は、フロントサイド1080→キャブ1080→フロントサイド900→バックサイド540→フロントサイド1260というルーティーンだったが、惜しくも最後のエアーで転倒。もし、あれが決まっていたら、表彰台に乗れていたのではないか、と思われた。 平岡卓は、最後の最後に大逆転ランを狙った。 1本目、2本目が失敗に終わり3本目のラストに賭けたラン。 フロントサイド900→バックサイド540(超スタイリッシュに決める!)→フロントサイド・ダブルコーク1080→キャブダブルコーク1080→フロントサイド1080を見事に決めた。 このランが終わった時点で、優勝してもおかしくないと思ったが、片山來夢に一歩及ばなかった。 男子でクリスチャン・ハーラーに次いで2番目の滑走となった來夢(ライブ)。 その1本目のランが、結局この日の男子最高ランとなった。 ルーティーンを振り返れば、 フロントサイド1080→バックサイド・ダブルコーク1080→フロントサイド900→バックサイド900→フロントサイド1080ダブルコーク。 回転数の多さで他を圧倒。 また高さも抜群でラン全体から勢いを感じた。 25歳となった青野令は、結果こそもう1つだったが、その実力者ぶりは健在。失敗ランに終わったランでも果敢にフロントサイド1440を狙っている。その後の世代を引き継いだ平岡卓はあいかわらず強いところを見せた。そして、新たなスター片山來夢が誕生、今井郁海も素晴らしかった。 女子の大江光も含めて、日本ハーフパイプ勢はチームとして、ひじょうに力を付けている。そしてスタートからの雰囲気を見ても、ひじょうに良いチームワークを感じさせた。この後のワールドカップでもきっとジャパン・フィーバーを起こさせてくれるに違いない。 そして、忘れてはいけないのは、ソチ金メダリストのユーリ・ポドラドチコフよりも片山、平岡が上に行ったこと。 2年後の五輪に向かって、また新しいムーブメントを起こしているハーフパイプ決戦となった。 FIS World Cup / Cardrona(NewZealand) Mens Halfpipe Results: 1 Raibu Katayama(JPN) 2 Taku Hiraoka(JPN) 3 Iouri Podladtchikov(SUI) 5 Ryo Aoni(JPN) 6 Ikumi Imai(JPN) Womens Halfpipe Results: 1 Xuetong Cai (CHN) 2 Hikaru...

大快挙!片山来夢がW杯で初優勝!!

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片山来夢が大快挙! 今季、最初のワールドカップ、来夢が見事に初優勝を決めた。 ユーリ・ポドラドチコフ、平岡卓を追撃をかわして、見事、最初のランで全選手の上を行くスコアを叩き出した。 日本勢にとって、またしても明るい未来の選手が誕生することとなった。 来夢おめでとうー!!! (カドローナの会場で日本国家が流れた!来夢がやってくれた!!) 来夢お父さんは、DMKの速報で息子の初優勝を知り、 「コーチングしてくれた国広さんや、みなさんに感謝です!」と感謝のコメントを残してくれた。        

W杯速報!大江光が2位決定!!

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女子ハーフパイプにニューヒロインが現れた。 ニュージーランドのカドローナで行われたワールドカップで、大江光が見事に2位に入った!! 最後の3本目は、最初のランと3ヒットまでは同じ、 フロントサイド・インディ→バックサイド540→→フロントサイド360という流れ。 しかし、4発目にスイッチからのアンダーフリップ、最後にインディとまとめて、83.25というハイスコア。 優勝候補の筆頭のケリー・クラークは、3本連続で転倒に終わり、W杯初戦で表彰台を逃した。 優勝は中国人選手、カイ・トゥータント(CAI Xuetong)。    
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